年始は特段大きな動きが無いドル円でしたが、先週末に「解散」が囁き始められると円安が進行し、現在159.45円まで上昇して2024年7月以来の高値になっています。今のところは年前半高の傾向に沿った動きと言えそうです。円安が進行することにより、追加利上げ確率が上昇していることを起因に、10年債利回りは2.185%まで上昇してきました。この水準は99年以来26年ぶりです。この26年前の99年は2月3日に大蔵省資金運用部の国債買い入れ停止や、日銀による国債買い切り減額を懸念して利回りが上昇し、一時2.44%まで上昇していました。その後は利回りは下落していきましたが、現在はその26年ぶりの利回り水準まで上昇しています。
ただ、昨日ベッセント財務長官が韓国ウォン安について行き過ぎであると発言したことから、ウォン高の連れ高で円高となり、一方的にドル円上昇相場は一服しています。また160円近い水準というのは介入警戒感も強まりますので一旦は調整となりましたが、5万4千円台まで上昇してきた日本市場の解散総選挙トレードの賞味期限が長ければ長いほど、円安もまた持続性を持つと考えられますので、高値圏での介入懸念はしばらく続きそうです。
その他年始の動きを見てみると、クロス円も全面高でユーロは史上最高値の185円台を付け、金に続き銀の急上昇で注目される銀の世界最大の産出国・メキシコペソは対円で2024年の高値をうかがう動きになっています。また中東情勢への警戒が強まっており、14日には米軍の中東最大の基地であるカタールのアル・ウデイド米空軍基地の要員について今日中に基地を離れるように指示が出ており、イスラエルのネタニヤフ首相が当地を離れたという報道もあり、中東情勢に一段の警戒が強まっていることから、スイスフランが堅調です。
来週は日銀金融政策決定会合、月末はFOMCとインフレ抑制への対応が注目される中銀会合が続きますが、加えて年始のベネズエラ攻撃に続く地政学的な大きなリスクが発生する懸念に警戒が怠れません。リスク勃発時は報道の前にスイスフランが大きく動くことが多いので、画面上で開いておく為替チャートに加えておくことをお勧めします。
当レポートは今週木曜日発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。
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