2月18日、第2次高市政権が発足し、高市首相が改めて声高に宣言した「積極財政」発言でドル円相場は155円まで円安続伸となりました。また同日にFOMC議事録が公表されましたが、この中で「NY連銀がドル円相場でレートチェックを実施したと確認」と盛り込まれています。日本側の要請でレートチェックをしたということはすでに公になっていました。これは先月23日に159円台から日銀のレートチェック、そして夜半に米側のレートチェックと二段階でレートチェックが噂されて、週明けには152円まで円高が進む動きとなった局面についてですが、こういう内容がFOMC議事録で公表されるというのは意外な内容でした。
さらにこのFOMC議事録の中で注目されたのが、これまで利下げをするかしないか?が注目されてきたのが、一部参加者の中には将来の再利上げを排除すべきではないという「再利上げ」の声が出たことです。労働市場の安定化と堅調な経済成長を観測しているということもあり、こうした背景は利上げを促すポイントになります。想定よりタカ派な内容になったこともドルが買われる要因となりました。
今年5月25日で2期目の満期を迎えるパウエル議長に代わり、トランプ大統領が次期FRB議長として指名したのが元FRB理事のケヴィン・ウォーシュ氏です。トランプ氏の指名ですからその意(ドル安)を汲んだ利下げ方向になるのかどうかが注目されますが、その前にFOMCではタカ派の方向性が示されています。何やらまたトランプ発言が出てくるかもしれません。ユーロドルも1月後半には1.20まで上昇していたのが、今は反転してユーロ安・ドル高の動きとなっています。
その他通貨を見ると、今週政策金利を2.25%で据え置いたRBNZは思ったよりもハト派な声明でNZ売りに繋がっていました。今回の会合は、12月1日に新総裁になったブレマン氏(元スウェーデン中銀副総裁)の初会合でした。NZドルは据え置きとはいえ年内利上げ見通しが強まったこともあり、いずれ買い場探しとなりそうです。
当レポートは今週木曜日発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。
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