横尾寧子のFXのはじめかた

 2020年も残すところわずかとなってきました。すでにクリスマス休暇に突入していますので、市場参加者はだいぶ少なくなってきていますが、今年も欧州は英国との通商交渉の大詰めで忙しない状況が続いています。直近ではその通商交渉が合意目前であると報じられ、市場は安心感で英ポンドが2円上昇する動きとなりました。最後の最後の詰めであると言われていますが、欧州側の報道を見ると、イギリス側が大幅に譲歩したとしており、一番揉めていた漁業権について進展があったのではないかと予想されますが、その答えは一両日中に出そうですね。この動きを見る限り、合意となるとファーストアクションはさらに英ポンドが買われる動きになりそうですが、2016年以降ここまでの経緯を見る限り、最後の最後まで新しい体制が始まるまで、これですべて決まったのかという安心感は持てなさそうですが…(ちゃぶ台返しが…)
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 アメリカでは15日-16日にかけて2020年最後のFOMCが開催され、既定通りではありますが「雇用の最大化と物価安定という目標に実質的な進展が無い限り今の量的緩和策を継続していく」と量的緩和の継続を表明しました。またテーパリング(量的緩和の段階的縮小)という言葉が聞こえてこないと注目度が低いドットチャートですが、17人中12人が2023年まで利上げはないだろうとしています。
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 今年もいよいよ残り僅かとなってきました。株式市場は30日の大納会まで年末相場が続きますが、為替市場はクリスマス休暇を控えて実質来週で納めになります。欧米人も今年は例年のようなクリスマス休暇を過ごせないでしょうが、とはいえクリスマスは為替に手出ししないこと、18日の金曜日までと決めてあえて保有しておくもの、決済するものをしっかり選択していく必要があります。
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 英規制当局は12月2日、米製薬大手ファイザーとビオンテックの開発した新型コロナワクチンの使用を承認しました。これにより英国では、最優先とされるグループには早ければ来週にはワクチン接種が始まります。新型コロナウイルスの感染拡大で始まったパンデミックの2020年でしたが、いよいよワクチン接種という次の段階に入れることになり、リスクオンムードを押し上げる要因と期待されます。 続きを読む

 NYダウが史上初の3万ドル乗せを達成し、日経平均も29年ぶりの2万6000円台に乗せるなど活況な株式市場に対し、為替市場は相変わらずさほどボラティリティの無い動きが続いています。ただ米国の感謝祭休暇に入りますから、ちょっと一休みの地合いで、休暇前のポジション決済もかなり終え同委の乏しい展開です。来週からはいよいよ年末相場です。
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 11月6日、103.17まで円高が進んでいたドル円ですが、週明け9日には米ファイザー社の開発している新型コロナワクチンの有効性が高いことが報じられ、世界中の株価が上昇に転じ、ドル円相場も一気に105円台まで急騰するリスクオン相場でした。
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 先週は103円台まで円高が進行していたドル円相場ですが、今週、次期米大統領にバイデン氏が確定したことと、ファイザーが新型コロナワクチンを開発したことで一気に市場はリスクオンになり、株価は2万5千円を上回り、ドル円・クロス円も一気にリスクオンの形になりました。ドル円は円高基調が一気に米債利回り上昇を追い風に105円と円安に転換しましたが、その後もだれずに高止まりになっています。これは予想外の動きでした。今年は2月に112.22の高値を付けて以降コロナショックもあって下げトレンドが継続されており、先般も節目の104円を割り込む形になりましたが、今月106.18を超えてくると、今度は月足で安値の陽線つつみ足になります。この流れが継続されるかどうかはまだ分かりませんが、ひとまず下げ無いのでショートは止め、新規のショートポジションもちょっと作れません。
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 大統領選挙の結果がいまだ決着せず混迷を極めていますが、金融市場はバイデン新政権の方向性にかじを切って新たな動きがスタートしています。日経平均は2万4千円回復し、新型コロナによる株売りを埋め戻す形になりましたが、為替市場はどうでしょう。
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 28日夜、フランスのマクロン首相がフランス全土で再ロックダウンとすることを発表しました。ドイツも11月2日から月末まで飲食店や文化施設を閉鎖し、観光目的の宿泊も禁止となります。欧州では新型コロナの感染第二波、アメリカは第三波の到来で、新規感染者や死者が急増し、医療崩壊間近となっていることから、各国ともに再びロックダウンが拡大しつつあります。加えてフランスはトルコ及びイスラム教国との関係悪化も懸念されます。 続きを読む

 手掛かり材料の無い模様眺めの地合いが強まる為替相場ですが、オセアニアからは少し変化の出るニュースが続いています。
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