横尾寧子のFXのはじめかた

 経済活動の再開は順調に進むという期待を背景に、NY市場は続伸が続き、ダウは2日間で上げ幅が1千ドルを超え、2万5千ドル台を回復してきました。為替はドル円こそ一時108円台に乗せるも、107円台の小動きが続いていますから目立ちませんが、新興国通貨の上昇が非常に力強いです。先般、不安感が台頭して14.61の最安値更新となったトルコリラは、その後V字回復で16円台まで回復しており、メキシコペソも3月初旬の水準まで安値から切り返してきました。アメリカに次ぐ世界第2位の新型コロナ感染者を出しているブラジルレアルでさえ、5月中旬から一本調子で買われています。
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 世界的に止まっていた経済活動がだんだんと再開されだしました。日本はともかく先進各国は、ロックダウンの中でも収入保障や失業保険が手厚かったため、個人消費動向が相場の動きを左右することはありませんでした。ただ経済活動が再開となると、ここから今年後半にかけて徐々に色々な変化が大きく表れてくると思います。 続きを読む

 コロナの感染拡大が本格化し始めてからの経済指標がそろそろ一巡して、悪い結果に対するネガティブな反応は薄れています。悪くて当然、それは織り込んでいるという動きでしょうが、実際に個人の生活に深くかかわるような実体経済の変化というものを考えるアフターコロナという言葉が聞かれるようになりました。その1つの方向性を早々と示しているのがNZです。
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 コロナショックが中国で発覚したのが1月、欧米に拡大したのが3月、日本が非常事態宣言を発布したのが4月と今年の上半期はコロナ一色になっていますが、為替相場を見るとその結果がじわじわと表れています。
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 ドル相場がもみ合いになってきて、為替相場は膠着色が強まっています。3月には101円まで下げたドル円でしたが、すっかりボラティリティが失われてしまいました。月末から来月初に続く各国のGDP発表を前に、同意も薄く模様眺め感が強いというところですので、あまり無理してトレードせず、来週の指標に備えたいですね。
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 15日に公表されたアメリカのベージュブック(地区連銀経済報告)で、直近の新型コロナウイルス感染拡大防止のための経済活動の急減速について、「すべての地区で突然、急激に落ち込んだ」という認識を示しました。経済活動がほぼ停止状態ですから、失業率は悪化の一途となっており、これはアメリカに限ったことではありません。NZ財務相も15日、ロックダウン措置が延長された場合は失業率が26%に達する可能性があると示しました。
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 アメリカの雇用統計が通過し、相場は束の間の平穏を取り戻しているような状況です。この2ヵ月ほどはコロナがすべての相場のカギを握っており、そこにはファンダもテクニカルも無い状況でしたが、次第にファンダ色が強まっていくのではないでしょうか。

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 先週当レポートで取り上げた失業保険申請件数ですが、26日発表の数字が天文学的な酷い数字(328万件)になったことはご周知のとおりだと思います。さらに、4月2日発表分では先週を大きく上回る悪化で、664万件ものすうじになりました。過去最悪を大きく更新です。 続きを読む

 日を追うごとにコロナウイルス禍が深刻度を増している状況ですが、中国・イタリアと感染の中心が移りかわり、今はアメリカが最大の中心国になると懸念されています。すでにNY、カリフォルニア、イリノイ州は外出禁止の対応もされていますが、これに伴いレイオフや解雇が続々と深刻化してきました。一部の話では、外出禁止のNYの飲食店では95%が従業員を解雇したといわれています。
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 各国中銀が次々と政策を打ち出し、政府当局も財政政策を打ち出していますが、リスク拡大の懸念は全く沈静化を見せません。流動性確保のためドル買いが続いており、対ポンドでは1985年3月以来35年ぶりの水準までドル高が進んでいます。
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