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雇用統計でのボラティリティに期待薄か2020.04.24

 ドル相場がもみ合いになってきて、為替相場は膠着色が強まっています。3月には101円まで下げたドル円でしたが、すっかりボラティリティが失われてしまいました。月末から来月初に続く各国のGDP発表を前に、同意も薄く模様眺め感が強いというところですので、あまり無理してトレードせず、来週の指標に備えたいですね。

 来週はGDPも控えていますが、8日(金)には米雇用統計も発表されます。ここで見たこともない数字が出てくると思われますが、アメリカは週によっても対応は異なりますが、例えばロックダウンで著しい経済減速となっているNY州などは失業保険給付を通常の最大26週からさらに13週追加して、年末あたりのところまで受給できるようにするなど、失業者に対する手厚い対策を決定したり、トランプ大統領が移民を60日入国停止にして国民の雇用を守るとするなど、雇用対策を足早に進めていることから、今は悪い数字が出たところで為替市場はさほど強い反応は出ず、動きは限定的かもしれません。となると、ここでもボラティリティを狙ったトレードは難しいかもしれません。一応念頭に。

 またこうしたボラティリティの少ないときに出てくる「高金利通貨投資」ですが、引き続き各国の利下げが続いており、高金利の代表とされていたトルコリラの政策金利は昨年夏の24%→8.75%に、メキシコリラは同じく8.25%→6.0%、南アは6.75%→4.25%、先進国の中で筆頭だったカナダも1.75%→0.25%となってきています。先進国にはもう下げ余地が限りなくないことから、中銀行動に対しても足元を見た為替の反応が続いており、先進国通貨に対しても原油安により不安感が増している状況です。トルコリラは2018年のトルコショック以来の15円台に突入しており、さらなる深堀が予想されます。

 また新興国通貨について、普段は金利狙いのロングトレードが主流ですが、今はショートで入る人もいるかもしれません。ただ、日常的にボラティリティが無い中でポジションを持つと、スプレッドも広いですから利益を出すのにちょっと時間がかかります。その間にロールオーバーして支払いスワップが嵩んでしまうと意味がありません。こういう相場の時のショートはスプレッドの狭い先進国通貨を選んでいただくことをお勧めします。

 いよいよ5月です。これからの時期は年度末を控えるオセアニアの財政・中銀行動が活発になりやすい時期ですから、豪ドル、NZドルの動きに要注意です。

 ※こちらのコラムは毎週木曜日時点で執筆した会員向けレポートを抜粋しております。

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