ボラティリティの薄い1年2017.12.22

「為替ばんざい」でもドル円の変動率について取り上げましたが、広くクロス円の動きをおさらいしてみました。
※「為替ばんざい」はレポート会員向けコラムのため、当ホームページへの掲載はございません。ご了承願います。
2017年は未だ数日残っていますが、高値・安値はほぼ確定していると見て、現在の状況で2017年の変動率を計算してみました。尚、隣は2000年以降の各通貨ペアの平均変動率です。

 ドル円    9・6%(15・3%)
 ユーロ円   16%(17・8%)
 ポンド円   12・4%(18・6%)
 豪ドル円   10・5%(21%)
 カナダドル円 12・7%(18・1%)
 NZドル円  16%(17・8%)

対円の主要通貨ペアですが、軒並み平均変動率を下回る低水準です。特に材料が無く金融政策の変動も無かった豪ドル円や利上げ過程なのに動かなかったドル円の酷さが目につきますね。カナダドル円もサプライズ利上げがあって上昇しましたがその後こう着した為、年間で見ると動きに派手さがありませんでした。

これを見ると、例年に比べて今年はFXトレーダーにとって厳しい環境だったことがよく分かります。来年の変動幅がどのようになるかは分かりませんが、今年の終値や中央値に上下変動幅を当てはめてみると、来年のレンジ予想の1つの目安が出てくるかもしれません。

ちなみに、ドル円の2017年高安中央値が112円91銭。これに今年の変動幅をプラスすると123円74銭、マイナスすると102円07銭。レンジとしてはありそうですね。

※こちらのコラムは毎週水曜日時点で執筆した会員向けレポートより抜粋・追記しております。

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