新興市場強し2016.10.07

このところ日経平均は9月5日の高値1万7156円から調整局面に入っていましたが、9月27日の安値1万6285円で底打ちして、その前後に安値をつける逆三尊型の底入れパターンになってきました。今週は一目均衡表の基準線を上回り、MACDがゴールデンクロスするなど調整完了から出直りの気配を見せています。

日経平均よりもTOPIXは崩れがなく、9月5日と9月21日に1350ポイント台で高値をつけたもののその後の下げでも直近9月15日の安値を割り込まず、逆に一目均衡表の基準線が下値抵抗ラインとなり、踏み止まっていました。日経平均も調整完了の気配ですが、それ以上にTOPIXがしっかりしていることが注目されます。今週は今年初めて200日線を突破しました。

またより強いのは新興市場で、ジャスダック平均は約4ヵ月ぶりの水準まで上昇しており、今週は5週線と52週線がゴールデンクロスしてきました。ジャスダック平均は昨年7月に天井打ちして崩れたわけですが、5週線と52週線のゴールデンクロスは昨年10月初めに実現し、そこから12月の高値まで一段高になって行きました。その前はというと2012年2月に遡ります。2012年以降で3回目のゴールデンクロスになってきたわけで、これは大きな変化として注目すべきです。

マザーズの売買代金も10月4日に1049億円で9月6日以来1ヵ月ぶりの水準にボリュームが増えてきました。

第1部市場はともかくとして、引き続きマザーズ、ジャスダック、東証2部といった新興市場の小型株に特に力を入れて見ていくべきだと考えます。ジャスダック平均が大きなゴールデンクロスを実現してきた事はその流れを象徴していると思います。

早見もこのところラジオ番組でマザーズのインベスターズクラウド(1435)、リファインバース(6531)、週刊レポートでは同じくマザーズのセレス(3696)、セミナーでもマザーズのセラク(6199)等を取り上げてヒットになりました。そうした小型株の値幅取りの作戦は継続して行なっていきます。

※こちらのコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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