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逆張りの読み通り日米の株価反発だが、本当の意味での大底打ちではない。2024.04.26

 先週末に週刊レポートや有料情報、東京セミナー、ホームページなど色々な場で、「SP500指数と日経平均の逆張り指標が昨年10月に底打ちした時以来の数値になっており、反発が狙える状況になってきている。皆と一緒になって右往左往しているのでは話にならない」ということをお伝えしました。

 そして先週末4月20日(土)の東京セミナーでは、そうした日米の株価の逆張り指標を詳しく解説して、日経平均が戻り局面に入るとみて日経225レバレッジETF(1570)を注目銘柄に取り上げました。これはセミナーに参加できず講義録を申し込んだ方にも当日の夕方にメールやFAX、電話で速報でお伝えしたので、週明け今週22日(月)の寄り付き値2万6150円で買った方がおられると思います。その後24日には2万7845円まで急上昇して、3日目で早くも1,695円の値上がり幅となりました。先週金曜日が最安値であったわけで、逆張りでの買い出動がドンピシャでした。

 昨年も3月に米銀が突然破綻して、「リーマンショックの再現になるのではないか」と市場関係者や投資家が不安一色になった時に、破綻直後に行われたラジオNIKKEIのIRセミナーで、「こんなものは春の嵐の突風のような一過性のものだ。リーマンショックの再現になどならない」と明言して、実際その直後に米株は底打ちして上昇に転じていきました。この時もドンピシャの読みでした。

 2月の東京セミナーでは「中国株は香港が1月で大底を打った」と明言して的中。3月の東京セミナーでは「REITが3月13日で大底を打った」と明言して、これも読み通りREITは日経平均の下げ波乱でもびくともせずに逆行高の形になりました。4月の東京セミナーは「日米ともに逆張り指標が昨年10月の底打ち以来の形だ」と明確に指摘して今週は日米の株価が急上昇に転じています。

 一方今週はドル円が156円台に突入する円安が加速しています。今週末からのGWを控えて、当局による円買い介入がいつ実施されてもおかしくない状態になってきました。私も逆張りで反転上昇をズバリととらえましたが、同時にここでの日米の株価の戻りは本当の意味で大底を打ったとは言えず、戻り売りの形を作るものだという見方も有料情報や先週末の東京セミナーでお伝えしておきました。

は今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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