油断は禁物2025.06.06

 このところ早見が取り上げた株では、メタプラネット(3350)が特大ホームランになり、多くの方が短期間で大きな利益を手にすることが出来ましたので、5月24日の東京セミナーでは皆様からの爆益報告が相次ぎました。弊社のレポート会員でも有料情報を併用している方が多いということを前回も書きました。

 週刊レポートで取り上げた株からも、直近ではIHI(7013)が大きく値上がりしています。この株は早見の週刊レポートの「会員にひとこと」のコーナーで取り上げました。それを読んで4月28日の寄付き値1万1075円で買った方がおられるでしょうが、そこから押し目らしい押し目がないまま上がり続け、今週は1万6065円の高値をつけて、35年半ぶりに上場来高値を更新しました。これで4月28日の寄付き値から45%も値上がりしています。この株はメタプラネットとは違い推奨銘柄ではないので、利食いや損切りの指示は出さないので、各自の判断で対処するようにとお伝えしましたが、大和証券がここで目標株価2万円を打ち出したので、さらに思惑が高まっています。カラ売りも巻き込んで株不足になっており、逆日歩もついてカラ売りしている投資家から悲鳴が上がっています。果たしてどこまで行くのかというところです。

 4月初めに週刊レポートの「テクニカル変化に注目」のコーナーで取り上げたQPS研究所(5595)も、レポートを読んで4月7日の寄付き値833円で買った方がおられると思いますが、そこから6月5日の高値2,320円まで2.7倍にも値上がりという大上昇相場に発展しました。

 このように早見が取り上げた株から大きな値上りが飛び出しています。推奨銘柄以外は利食いや損切りの指示は出さないことになっているので、各自の判断で対処していただくとして、言うまでもないことですが、株式投資は利益が保証されているわけではありません。相場が好調な時は儲かって当たり前というような空気になりがちですが、それが落とし穴になることも戒めとして常に意識しましょう。

 前回書いたように、日本株は6月は3月期決算の配当金再投資で株価が上昇することに期待が持たれていました。アベノミクス相場が始まって以降2013年から昨年まで、6月の日経平均月足は陽線8回、陰線4回ですが、今月も今のところは堅調に推移しています。グロース250指数も昨年3月以来の高値になり、TOPIXは昨年7月の最高値2,946と今年3月の高値2,821を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを上に突破しました。

 一方でドル円の月足チャートでは、5月末で3ヵ月線と36ヵ月線がデッドクロスしました。これは5月24日の東京セミナーで解説したように、今後さらに円高が進むことを示唆する重要な警戒シグナルです。日本は引き続き円高が大きな懸念材料であり油断は禁物です。

※当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋ものになります。

セミナーのお知らせ
セミナーの様子
☓ バナーを閉じる

有料情報「早見雄二郎の特ダネ株式ニュース」 お電話または、インターネットで早見独自の株式投資情報が手に入る有料サービス

電話有料情報(情報料300円)インターネット有料情報(情報料300円)はこちら