前回のタイトルは「そろそろ要注意か」としましたが、日経平均は5月13日の高値3万6855円から今週は3万6873円まで約1,640円下げてきました。米株も今週は米国の財政不安から金利が上昇したこと受けて下げています。日経平均の週足チャートでは今週2週線が下向きに転じましたが、これは4月7日の底打ち以降で初めてです。やはり上昇疲れが出てきたように見受けられ、日米ともに要注意です。
ところで早見は昨年11月の東京セミナーから、メタプラネット(3350)など暗号資産関連株を積極的に取り上げて半年間取り組んできました。昨年11月の東京セミナーで、「ビットコインは発行の上限が決まっていて増えないので奪い合いになる」という見方をお伝えして、「本命はメタプラネットだ」と明言しました。
メタプラネットは東京セミナー直後の11月18日の寄付き値199円から今年2月の高値721円まで3.6倍に大きく値上がりしましたが、同時に11月から追いかけてきた暗号資産関連株の二番手のリミックスポイント(3825)を、2月14日に早見の有料情報で766円のところで利食い売りを指示しました。リミックスポイントは2月13日に848円の最高値をつけて、そこから4月7日の安値319円まで暴落したので、最高値を付けた翌日に絶妙のタイミングで高値での利益確定に成功していただいたわけです。
そして直近では4月30日に有料情報で、改めてメタプラネットを387円のところで買い推奨しました。そこから今週は連続ストップ高で1,083円まで急上昇して、4月30日の推奨値からあっと言う間に2.8倍に大きく値上がりという特大ホームランになりました。
このように半年間追いかけてきたメタプラネットは、大きな成果を挙げていました。実際にはこの半年間に上記以外にも利食いや小幅損切りもありましたが、重要なのは、調整局面では手持ちさせずに「動かざること山のごとし」で、イライラする無駄な時間を費やすことなく、動き出したタイミングをとらえてサッと買いの手を伸ばしてもらい「侵掠すること火のごとし」で波に乗るという「風林火山」の手法を駆使していることです。
動きが悪くなってきたら小幅の損で速やかに手を引き、波に乗った時はチマチマと小幅の利食いをするのではなく、出来るだけ引っ張って利幅を大きくする利大損小のやり方をしています。これは早見のセミナーでいつもお話ししていることの実践です。常に心がけていきましょう。
※当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋ものになります。