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小型株の強さ際立つ2017.09.01

7月にセミナーの場やラジオの特別番組等で「8月相場が重要なポイントになると思う」とお話しておきました。その8月相場はTOPIXの月足が今年の最高値で陰線つつみ足となっています。

最近の例では2015年8月にアベノミクス相場の最高値を付けて、やはり月足が陰線つつみ足で天井打ちとなりました。また2014年1月に高値を付けた時もやはり月足陰線つつみ足で崩れて、その後2014年4月の安値まで更に下げていきました。小泉ミニバブル相場の場面でも2007年7月にやはり陰線つつみ足で崩れて天井打ちとなりました。

このように、この10年間振り返っただけでもTOPIXの月足が最高値で陰線つつみ足というのは毎回天井打ちを示しており、今回も2015年8月の天井打ち以来2年ぶりということで、9月以降の秋相場に嫌なムードを漂わせています。

しかもTOPIXは週足チャートでも最高値から3本連続陰線となっており、これも前回の北朝鮮不安で下げていった3月から4月にかけての急落局面以来で、その前は2015年11月の高値からやはり週足3本連続陰線で下げていき、2016年2月の底値まで暴落していったスタートの時があります。

一方で、新興市場の強さは変わりなく続いており、マザーズ指数は4ヵ月ぶりに5日線と25日線がゴールデンクロス。日経ジャスダック平均は今週の北朝鮮問題を跳ね返していち早く新高値になり、東証小型株指数も26年ぶりの高値で、一本調子の値上がり基調を続けています。

私は9月以降の秋相場については波乱含みであると見ています。そうした中で引き続き強さを保っている新興市場中心に小型株に特に力を入れて取り組むべきだと考え、Eメール会員FAX会員向け配信及び有料情報ではその線に沿って機動的な投資作戦を進めて成果を上げています。

週刊レポートはそれよりもじっくりとしたやり方をとっていますが、直近では大成建設(1801)が非常に強い動きを見せるなど、小型株から大型株に至るまで幅広い目線で取り組んでいます。

前回の当コラムでは「新興市場巻き返し」ということでコメントしましたが、今回も「新興市場など小型株の強さ変わらず」ということで引き続き強調しておきたいと思います。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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