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火の年は大転換になりやすい2018.07.06

世界的に株価は2015年型の悪い形をひっくり返すことが出来ず、むしろ更にそれがハッキリしてきています。

中国の上海総合指数は下げが止まらず、1月の最高値から今週の安値までで下落率は24%に達しており、2015年以来の大きな崩れです。

アメリカの株価も最後まで頑張っていたナスダック指数が先週から崩れて、NYダウと共に不安定な動きになっています。

日本株もマザーズ指数は1月の最高値から今週の安値まででやはり下落率は27%に達しました。

今年は九星気学で言う九紫火星で、九年に一度の火の年です。戦争というキーワードに結び付くわけですが、軍事的な戦争だけでなく、貿易戦争のような形でも表面化しました。

前回2009年の火の年はリーマンショックの大暴落が世界的に大底を打った年でした。前々回2000年はITバブルの大天井で、その後全世界の株価が暴落していきました。

古いところでは1973年は過剰流動性相場が1月に大天井を打ち、第一次石油ショックで大暴落した年でした。毎回必ずというわけではありませんが、大底や大天井など大きな転換点に重なることが多くなっています。

今年も世界の株価を見ると1月に日本や中国、ドイツなどの株価がピークアウトして、アメリカの株価もNYダウとS&P500指数は1月が史上最高値、ナスダック指数は6月が最高値でしたが、世界的に見ると1月が大きな転換点になった可能性があるので注意を呼び掛けています。

その後の株価の崩れに対して私は「2015年型だ」と言い続けて来ました。反発場面があってもヌカ喜びは禁物で、油断の出来ない状況が続くと思います。引き続き気を引き締めて見ていきましょう。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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