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米中に振り回される株価2019.05.17

ゴールデンウィークが明けてこれからというところで、米中貿易戦争が激化し双方の関税引き上げ競争で世界的な株価の値下がりとなりました。NYダウは4月23日の高値2万6695ドルから5月13日の安値2万5222ドルまで1470ドル程下げて、下落率は5・5%です。

一方、日経平均は4月24日の高値2万2362円から、5月13日の安値2万751円まで7・2%値下がりしました。日米共に見事に歩調を合わせて急落してきましたが、貿易戦争の相手国である中国の上海総合指数も4月22日の高値から5月10日の安値まで13・5%も値下がりしています。

この株価の動きで分かるように、米中貿易戦争でアメリカよりも中国の方がダメージが大きいことが示されています。実際、中国側も対抗措置として対米輸入関税を引き上げましたが、これ以上打つ手はなく、あとは利下げで人民元安に誘導したり、大量に保有しているアメリカ国債を売却するかどうかというところです。

一方のアメリカ側はトランプ大統領の支持率も高く、議会も中国に対する強気の姿勢を支持しています。来年の大統領選挙を控えてトランプ大統領としては強気で攻めていくでしょう。

6月末に大阪で開催されるG20で米中首脳会談が行なわれると報道されています。それに向けてどのような流れになっていくかですが、ひとまず関税引き上げ競争は出尽くしましたので、次の動き待ちです。

私は日経平均の値下がりを引きつけて、5月14日に逆張り的な捉え方で日経225レバレッジETF(1570)の買いをEメール会員FAX会員、及び有料情報で指示しました。

続いて個別株へ攻撃の手を伸ばしていただいています。大きな下げ波乱でも逆行高を見せたり、強い切り返しを見せていた株が特に注目されます。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから追記・抜粋したものになります。

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