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森を見ずに木を見続ける2019.07.12

今週は金融占星術では水星の逆行期間に入りました。前回3月に逆行期間に入った時は、日経平均が3月4日の高値2万1860円から3月11日の安値2万938円までいきなり急落する局面から幕が開き、下げ波乱で始まりましたが、その後3月相場は2万900円台が下値抵抗ラインとなり、ボックスの形で上下に行ったり来たりで方向感が定まりませんでした。

その他ではアメリカの金利が急低下し、ドル円は月初の112円台から3月下旬には109円台まで円高が進みました。

今週は中国の上海総合指数も8日(月)に急落して日足チャートは右上がりのサポートラインを下に突き破ってきました。

今回の逆行期間はNYダウが過去最高値を更新しました。今月はアメリカがFOMCで利下げを行なうというのが市場のコンセンサスになっています。

国内は21日投票の参議院選挙が最大の材料ですが、ここまでの選挙情勢では与党が改選過半数は確保できても、憲法改正の発議に必要な3分の2を確保するのは難しい状況であり、選挙後の国内の政治に不安を投げかけます。ただ、選挙は水ものですから投票結果を見なければ断定的には言えません。

引き続き日本株の売買代金は低水準であり、マザーズとジャスダックを合わせた新興2市場の1日平均売買代金も今月は2016年11月以来の低水準になっているなど、個人投資家の売買意欲はまったく盛り上がりません。その中で個別攻撃を行なって乗り切っていかなければなりません。

幸い、このところセミナーで取り上げてきた推奨銘柄や会員向けや有料情報で取り上げてきた株も次々と強い動きを見せており、低迷相場を乗り切る形になっています。6月29日の東京セミナーで買い推奨した日本通信(9424)は、7月1日の寄り付き値197円から7月10日の高値290円まで47%も上昇しました。

「森を見ずに木を見る相場」ということで割り切って対処していきましょう。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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