株価も梅雨寒2019.07.19

アメリカの株価は先週から再びNYダウが過去最高値を更新するなど堅調な動きが続いています。今月末にFRBが0・25ないし0・5%の利下げを実施する可能性が大きいと見て、期待感が先行しています。

日本の株価は今週も日経平均は18日に4ヵ月ぶりの下げ幅で、6月26日以来の安値になってしまいました。日米の株価の違いはあまりにハッキリしており、日本は景気悪化、消費税増税、円高圧力が市場全体に圧し掛かっています。

東証一部の売買代金も今月に入ってから連日2兆円を下回る有り様で、「森を見ずに木を見る相場だ」と言い続けています。

一方、日本は記録的な冷夏になっており、東日本の太平洋側は6月下旬以降梅雨寒が続いています。東京都心では7月16日まで20日連続で一日の日照時間が3時間を下回り、1961年の観測開始以来最長の冷夏になっています。当然、夏物商戦に大きな影響を与えることが考えられ、野菜や果物などの生育にも支障をきたしています。日本で米不足が深刻化して、多くの人がタイ米を購入せざるを得なくなった1993年の平成の米騒動が思い出されます。こうした冷夏による日本経済への影響も無視できないものになりそうです。

週末は日経平均が急上昇しましたが、先物主導で上下にもて遊ばれている形です。引き続き相場全体に対しては大きな期待を持つことは出来ず、徹底して個別株の攻撃に集中していきましょう。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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