参議院選挙の結果を受けて自民党内から石破首相の責任を問う声が強まっており、来週8月8日に自民党の両院議員総会が開かれる予定です。石破退陣に向けての動きがどうなるかです。
TOPIXは7月24日に2,986ポイントまで上昇して、昨年7月の史上最高値を1年ぶりに抜きました。今週は2,901まで下げましたが、1年ぶりに高値を抜いた直後の初押し場面ですから、チャート的には別段悪い形ではありません。今週は米FOMCで利下げが見送られて、ドル円は4月初め以来の150円台まで円安になっています。日本株にとっては円安は株高になりやすい要因のひとつですが、政治の動向と絡めながら見ていきましょう。
ところで毎月行なっている早見の東京セミナーや日々の有料情報でよくお伝えすることですが、利食いであれ損切りであれ売るべき時にはスパっと売らなければなりません。それには材料にこだわらず、会社に惚れないで淡々と見ることが必要です。
早見は推奨銘柄は必ず反対売買の指示を出しますが、今年に入ってからだけでも最高値の当日やその前後でズバリと利益確定していただいたケーズがいくつもあります。
たとえば2月13日にリミックスポイント(3825)が848円の最高値を付けましたが、その翌日14日に有料情報で766円のところで利食い売りを指示しました。そこから4月7日の安値319円まで58%も下げました。また6月13日にELEMENTS(5246)が1471円の最高値を付けましたが、その日に有料情報で1,303円のところで利食い売りを指示して、そこから7月15日の安値896円まで31%下げました。7月9日にフルッタフルッタ(2586)が417円の最高値を付けましたが、その日に有料情報で401円のところで利食い売りを指示して、推奨値から2倍で利益確定させました。そこから7月14日の安値290円まで28%下げました。さらにアドバンテスト(6857)が7月16日に1万2040円の最高値を付けましたが、その2日後の18日に有料情報で1万1410円のところで利食い売りを指示して、推奨値から5割高で利益確定していただきました。そこから8月1日の安値9,851円まで13%下げました。
投資家というのは、調子よく上がっているときは、このままどこまでももっと上がると期待して利食いしそこない、株価が下がってきて損になってくると、持っていればその内何とかなると都合よく考えがちです。それがかえってあだになるというのはよくあることです。
早見は推奨銘柄は必ず反対売買の指示を出しますが、それは有料情報で出すのが一番機動的です。ぜひ有料情報を活用して、指示に従って上手く利食いや損切りをするようにしてください。
※当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋ものになります。