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日米とも3~4月と同じパターン2019.07.26

日本株はアメリカの株価の値上がりにまったく追随しないさえない動きになっていました。7月18日には終値で420円以上の値下がりという急落を見せて不安感をあおりましたが、その後、先週末から一転して急反発に転じ、18日の急落での日足の大きな陰線をあっさり大きな陽線でカバーする強い値上がりを見せ、今週に入ってからもようやくアメリカの株高に連動する形を作り、2万1800円台を回復してきました。

これで4月に付けた今年の最高値2万2360円台と今月初めの戻り高値2万1780円台を結んだ右下がりの大きな上値抵抗ラインを上に突破し、上放れの形になってきました。

今月は水星の逆行期間に入っていましたが、前回の逆行期間であった3月にも同じ形がありました。3月25日に日経平均が650円安と大きく下げて、日足チャートは大きな陰線となりましたが、その翌日一転急反発で、その後4月1日にやはり上値抵抗ラインを突破して上に放れました。そして4月24日の最高値まで上昇傾向が続いたわけです。今回と瓜二つの同じ形になりました。

また、週足の一目均衡表では今週雲の上に抜け出してきました。今月初めにも一度雲の上に抜け出しましたが、この時はそこから押し戻されていました。しかし先週は週足が長い下ヒゲを引き、今週再度雲の上に抜け出してきましたので強い形と思われます。4月の今年の最高値の時も雲の下限でピタリと頭を押さえられていましたが、今月に入ってからは今までとは様子が違ってきました。

米株もナスダック指数が今月過去最高値を更新しましたが、3月もナスダック指数は一本調子の値上がりでしたから、これも同じ形になっています。

つまり先週末からの急反発と今週に入ってからの動きは少なくともチャート的・テクニカル的には無視できない変化と言えます。

しかし、今月末のFOMCで0・25%の利下げなら織り込み済み、材料出尽くしになりかねず、果たして8月相場に強さを継続出来るか、油断は禁物です。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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