日経平均は9月に入ってからほぼ一本調子に押し目らしい押し目が無いまま上昇を続け、2017年10月以来の10日連騰を交えて、8月26日のザラバ安値2万173円から9月19日のザラバ高値2万2255円まで2080円ほど値上がりしました。
早見はEメール会員とFAX会員及び有料情報で、9月4日にレバレッジETFを1万6930円のところで買い推奨して、9月19日に1万9290円のところで利食い売りを指示しました。立会日数11日間で約14%の値上がり率で利益を確定していただきましたが、そのレバレッジETFを利食っていただいた19日に日経平均はザラバ最高値を付けて、今週は反落してきました。ボックス上放れのブレイクアウト前日に買っていただいたレバレッジETFを最高値を付けた日に利食っていただいたわけですから、短期的にひとまず十分と判断しました。
今週24日に日経平均のRSIが97・3に上昇し、東証一部の騰落レシオも139・2に上昇して、どちらも今年最高となりました。また、日経平均の25日線とのカイリ率は9月13日に5・6%まで拡大しましたが、終値で5%以上になったのも今年初めてでした。こうした逆張り指標を睨みながら、とりあえずそろそろ一旦利食いに回るべきだと判断したわけです。
今週はアメリカ民主党がトランプ大統領に対する弾劾の方針を固めたことが報じられて、24日のNY株式市場は値下がりしましたが、S&P500指数の下落率は約1ヵ月ぶりの急落となりました。
日米欧の金融政策も決まり、次の局面に入ったところでこのように短期的にひと休みというムードになってきました。逆に出遅れていた新興市場中心に小型株に目が向いてきています。特にカラ売りを巻き込んでいる株は要注目です。
※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。