金と銀相場の上昇が止まりません。昨年7月に早見の週刊レポートの「臨時コラム」で東証に上場している金のETFであるSPDRゴールド(1326)を取り上げましたが、その時の7月22日の寄付き値4万6120円から、今週の高値7万8160円まで69%上昇しました。
金に続いて昨年9月に当コーナーで「貧者の金」として銀相場にも着目して、東証に上場している純銀ETF(1542)を取り上げましたが、これもその時の9月16日の寄付き値1万9600円から今週は6万3370円まで3.2倍にも値上がりしました。銀相場は今週非常に大きな下げ波乱に見舞われましたが、あっと言う間にそれを跳ね返してETFはまた新高値です。金も銀も非常に強い上昇が続いています。
さて、今週はドル円相場が猛烈な円高に見舞われ、1月14日の159円台から152円台まで一気に7円もの大幅な円高になっています。
日本の株価は基本的に円安・株高、円高・株安の形ですから、急激な円高は日本株にとっては好ましくはありません。特に足を引っ張られているのがTOPIXです。1月15日の史上最高値3674ポイントから今週は3507ポイントまで下げて25日線を割り込んできました。TOPIXが25日線を割り込んだのは12月18日以来です。
TOPIXの月足チャートを見ると、昨年5月から今月で9ヵ月連続陽線で上昇相場を描いて史上最高値になっています。過去20年で見ると、これだけのレベルで陽線を積み重ねたのは3回あります。
① 2005年5月~2006年1月 9ヵ月連続陽線
② 2012年9月~2013年4月 8ヵ月連続陽線
③ 2023年1月~8月 8ヵ月連続陽線
となっています。注目すべきは過去3回を見ると8~9ヵ月連続の陽線記録が途切れたところからTOPIXは9~20%下げていることです。今回3674ポイントの史上最高値から10%下げでも3300のレベルです。今週は3507まで下げてきましたが、過去20年の例からするとTOPIXの月足連騰記録がいつストップするかは要注目です。
一方で「解散総選挙は株高」という株式市場のアノマリー(経験則)もあります。前回の当コーナーで「今後は総選挙に関する情勢調査に要注意」と書きましたが、1月24日の早見の東京セミナーで、「昨年10月のセミナーから話してきたように、自民党が圧勝するという見方に変わりない」と改めてお伝えしました。今週報道各社から選挙の序盤情勢が一斉に報じられましたが、やはり自民党が優勢であり10月から話してきた通りです。2月8日の投票日にかけては株価が上昇していくというのが経験則です。急激な円高にぶれたことと、解散総選挙は株高という経験則の綱引きです。
※当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。


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