1月相場が終わりました。一年の計は大発会にありそうに思われますが、実は大発会の日経平均の騰落自体は、その年の方向性を占ううえではあまり意味はありません。それよりも大事なのは1月相場の結果です。
今年の1月相場は日経平均の月足が陽線〇で終わりました。これは戦後50回目です。過去49回の年で日経平均の年足が陽線で終わったのは38回ですから、率にして77%という高率です。
またアベノミクス相場がスタートした2013年以降で見ると、1月の陽線は7回目。過去6回でその年の年足が陽線になったのは6回ですからパーフェクトです。したがってまずは1月相場で日経平均が陽線で終わったというのは好スタートと言えます。その勢いで今月に入ってから日経平均とTOPIXは共に史上最高値を更新しました。
一方TOPIXの月足チャートを見ると、昨年5月から今年1月までで9ヵ月連続陽線で上昇相場を描いて史上最高値になっています。前回も書いたように過去20年で見ると、これだけのレベルで陽線を積み重ねたのは3回あります。
①2005年5月~2006年1月 9ヵ月連続陽線
②2012年9月~2013年4月 8ヵ月連続陽線
③2023年1月~8月 8ヵ月連続陽線
となっていますから、今回の9ヵ月連続陽線は2005.年~2006年にかけての時以来ということになります。
繰り返しの説明になりますが、注目すべきは過去3回を見ると8~9ヵ月連続の陽線記録が途切れたところからTOPIXは9~20%下げていることです。今のところ2月4日時点では今月のTOPIXは10ヵ月連続陽線となっていますが、もし今月何かしらの下げ波乱が起きて連続陽線記録が途切れると不吉な形となりますから、頭に入れておく必要があります。
この記事は2月5日に書いているので、総選挙の結果は判明していませんが、各種の情勢調査では自民党が圧勝する可能性が大きいと報じられています。早見は昨年10月のセミナーで、高市首相が解散・総選挙を行えば自民党は圧勝するという見方を明確にお伝えしました。その後1月のセミナーでもその見方に変わりなしと再確認したので、それを前提に考えています。
ここで高市自民党が圧勝すると、2005年9月の小泉首相当時の郵政改革総選挙で与党が3分の2の議席を獲得した時を思い出します。その郵政改革総選挙の当時に、前述のとおり日経平均は9ヵ月連続陽線の記録を作りました。前回は2005年5月から日経平均の陽線が始まり、選挙の9月時点で5ヵ月連続陽線でした。そして選挙後も2006年1月まで更に陽線を積み上げました。それに対して今回は選挙の時点で既にTOPIXは9ヵ月連続陽線となっています。したがって自民党が圧勝しても材料出尽くし、織り込み済みという形になる可能性もありますから注意が必要です。
※当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。


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