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日経平均が2015年高値以来の状況に2026.02.27

 2月相場も日本株は上昇基調が続き、今週も日経平均は5万9300円台まで上昇して史上最高値を更新しました。上昇が続いている間は、それに乗っていくのが基本です。

 今週は高市首相が、日銀の植田総裁との会談で追加利上げに難色を示したと報じられ、続いて新しい日銀の審議委員に、政府がいわゆる業界枠ではなくリフレ派とみなされる学者2人を提示したサプライズ人事が発表されたことで、株式市場からは利上げは遠のくとの期待が広がり、日経平均は一気に急上昇で史上最高値を更新。逆に利上げ期待が薄れて銀行株は崩れてきました。

 繰り返しになりますが、TOPIXの月足チャートを見ると、昨年5月から今月までで現在10ヵ月連続陽線で史上最高値になっています。過去20年で見ると、これだけのレベルで陽線を積み重ねたのは、2005年5月~2006年1月までの9ヵ月連続陽線を上回り最長記録です。既に指摘したように過去20年間で見ると8~9ヵ月連続の陽線記録が途切れたところからTOPIXは9~20%下げていましたが、今回は10ヵ月連続陽線で、まだ連続陽線が途切れていません。

 日経平均の月足チャートでは60ヵ月線とのカイリ率は70%台に拡大して、2015年5月末のピーク67.2%を超えてきました。2015年は翌6月の2万952円が最高値となり、そこから2016年6月の安値1万4864円まで大きく下げました。逆張り指標には目を光らせておきましょう。

 米株は主要な指数の中で、ナスダック指数の週足チャートでは5週線と13週線もデッドクロスしました。これは昨年4月の暴落で大底を打って以降で初めてですが、前回は昨年3月に1万7754ポイントのところでデッドクロスして、そこから4月の最安値1万4784ポイントまで16.7%下げました。デッドクロスしたからと言って必ず大きく下げると断定できるわけではなくダマシもあるので、この悪い形を覆して強い形に戻れるか見極めが必要です。実際終値では2月に入ってから2万2500ポイント台で下げ止まっており、今週は2万3100ポイント台まで急速に戻してきました。エヌビディアの好決算発表も刺激となり、米株が勢い復活となるか注目されます。

 中東情勢は米英イスラエルによる対イラン攻撃の準備は着々と進んでおり、少なくとも軍事的にはいつ大規模な攻撃が始まってもおかしくありません。開戦となれば戦争が早期に終結するか、それとも長引くか。ホルムズ海峡の封鎖がなされるかが最大の焦点となりますが、あくまでもイランに対する戦争は長引かないというのがメインシナリオです。日本株には「遠くの戦争は買い」という言葉がありますが、ホルムズ海峡の封鎖という事態にならなければ、それで良しというところです。

※当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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