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明暗どちら?10月相場2019.10.04

過去の歴史をさかのぼると10月は2008年のリーマンショックや1987年のブラックマンデーなど、歴史に残る株価暴落が何度も起きていました。

一方、アベノミクス相場が始まって以降、2013年からここまでを振り返ると、日経平均の月足が8月は陽線2回、陰線4回であったのに対して、9月は陽線4回、陰線2回と逆転しています。今年も9月から日経平均は急上昇に転じました。そして10月は2013年から昨年まで6回全て、日経平均の月足は陽線となっていました。

秋はどこかで株価の下げ波乱が起こりやすい時期ではありますが、一方で夏場の暑い時に底打ちして、秋から年末にかけては上昇傾向になっていくという季節的な習性もあります。

今年は8月相場がひどい超薄商いに落ち込みましたが、今年と同じような超薄商いだった2017年の夏も9月に底打ちして、10月から急上昇していきました。今年も「閑散に売り無し」とでも言うかのように8月の超薄商いが底打ち場面となり、9月から急上昇に転じましたので、そうした季節的なパターンに期待したいところです。

しかし、米中貿易協議の行方など、まったく油断のならない状況であることに変わりはなく、いつどこで悪いニュースで下げ波乱に見舞われるか分かりませんが、来週10-11日の米中閣僚級協議の結果が、波乱を招くかもしれません。

ひとまず外部環境に左右されにくい国内系の中小型株を中心に、個別に攻めていくということで秋相場は取り組みを進めています。

9月相場では東証一部のバリュー株を中心に水準訂正が行われました。今度は相対的に出遅れている新興市場など、小型株に魅力が出てきています。東証一部も含めてまずは好業績、国内系の小型株を狙っていきましょう。

※このコラムは毎週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。

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