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期待通りの相場の強さだが、短期的には要注意2020.06.05

 その後もあれよあれよという間に株価はさらに値上りしていき、ついにナスダック指数は2月の過去最高値からの下げ幅の95%を戻し、日経平均も8割を戻してしまいました。早見は3月のセミナーで「今回の暴落はリーマンショックではなく1987年ブラックマンデーを参考にすべきだ」と解説しましたが、まさしくブラックマンデーの時と同じで短期間で一気に底値に到達して、再び大きな上昇に転じるというパターンが33年ぶりに再現されています。早見がセルインメイなど根拠が薄いから気にする必要は無いと指摘したとおりでした。これはまさしくバブル相場です。

 多くの市場関係者や投資家の間には、二番底を警戒したり、新型コロナウイルスの感染第二波の心配、セルインメイ、海外投資家の日本株大量売り、業績面からの割高感、米中摩擦、米国内での大規模なデモなどこれでもかこれでもかと弱気材料を探して、この株高は信頼できないというような弱気、慎重な見方がずっと根強く言われていました。そうした見方に惑わされてカラ売りに回ったり、日経225ダブルインバースETF(1357)を買い込んでいた投資家は大損害を被っています。日経225ダブルインバースETFは3月19日のザラ場最高値1730円から6月3日の安値779円まで55%の下落率という大暴落です。

 さすがにここへきて今まで売りに回っていた投資家がたまらずに買いに転じたり、株価の強さを見て遅ればせながら株を買い始めた投資家が増えてきたようです。これまで日本株を大量に売っていた海外の投資家も一転して日本株の買いに転じてきました。新型コロナウイルスによる経済対策としてばらまかれた給付金や貸付金で株を買う動きも広がっているのではないかとも観測されています。

 東証1部の騰落レシオは6月2日に150に到達しました。これは2017年5月以来3年ぶりです。また日経平均の25日線とのカイリ率も3日に9.6%まで拡大してきました。こうした逆張り指標を見るとさすがにそろそろ短期的なスピード調整の動きが出てきてもおかしくないと思います。売り方の買い戻しや出遅れ組の買いが増えてくるのはひとまず警戒シグナルです。強気一色になってきたときは要注意です。

 私は前号でも「弱気がまだまだ多いうちは株価の上昇基調は大きくは崩れないだろう。弱気の投資家がたまらずに買い戻していく状況へと、さらに追い込まれていくだろう。」と書きました。まさにその局面がやってきていると見ています。したがって相場の強さを受け止めつつ、調整場面への警戒も怠らないようにすべきだと思います。

※このコラムは毎週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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