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予想通り新たな上昇局面入り2020.07.24

 6月から日米共に短期的なスピード調整の局面に入っていましたが、前号では「短期的なスピード調整が終わり、新たな上昇局面入り」と書いておきました。先週木曜日のラジオ番組や早見の毎日の有料情報でもそのように話をしてきました。

 また7月13日にナスダック指数が突然大きく下げて、日足チャートが過去最高値で大きな陰線包み足になり警戒感を広げましたが、これについても私は当レポートや有料情報、ラジオ番組で「最高値で日足チャートが陰線包み足になったからと言って、直ちに天井打ちと言い切れるわけではない」とコメントしました。案の定20日にナスダック指数はまた急上昇して、終値としての過去最高値を更新しました。まさに化け物という言葉がふさわしい、あきれるほどのナスダックの強さです。NY株式市場の実勢を示すSP500指数も6月8日の戻り高値を更新して2月21日以来の高値になりました。

 新型コロナウイルスの感染者数が世界中で増えているのに、なぜ株価がこんなに上がるのか首をひねり納得がいかない人も多いでしょう。これが相場というものです。結局3月の大底打ち以降多くの人が疑いの目で見ている中で株価は上昇トレンドを続けているわけで、まさに「疑いの中で相場は育つ」という言葉通りのことがずっと続いているのです。言い換えれば疑っていた人々がついに買いに回る時が天井打ちになると思われます。

 日経平均とTOPIXも日足チャートで6月9日の最高値から作られていた三角持ち合いを上に放れて、短期的な調整局面が終わり、新たな上昇局面に変ってきている事を示唆しているとみたとおりになっているので、前号では素直にこの動きに乗っていこうと書きました。

 これから秋は米国では11月の大統領選挙が最大の注目材料になりますが、6月のセミナーで「トランプ敗北なら安倍首相も命運が尽きる。1989年に米レーガン政権が終り、それがちょうど日本のバブル相場の大天井と重なったが、トランプ敗北なら日本株はその再現となる恐れがあるから要注意と話しました。ここへきてにわかに解散・総選挙のムードが高まってきました。これは大いに注目すべきです。先日の東京セミナーではこれについて詳しく解説しましたが、今号でも臨時コラムでそれに関連して書いてあります。ぜひお読みになっておいてください。秋の政治の季節をにらんでの株価を考えていくことが必要です。

※このコラムは今週水曜発行の会員向けレポートから抜粋・修正したものになります。

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