波には乗るべし2020.08.14

 早見は毎月行なっているセミナーの場で、まず大事なことをいち早くお話しするようにしています。それは会員と言えどもセミナーは有料だからであり、わざわざ会費を払って下さる方々へのサービスです。

 3月以降セミナーで話してきた最重要のポイントは次のとおりでした。

  • 3月 今回のコロナ暴落はリーマンショックや世界恐慌とは違い、1987年ブラックマンデーと同じ形であり、この暴落から米国株のバブル相場後半戦が始まる。
  • 4月  二番底を気にするより、いかに買っていくかを考えた方が良い。特に長期投資で株を買い始めるチャンス。
  • 5月 セルインメイなど気にする必要はない。今年の5月は買いだ。

 6月と7月のセミナーの内容については、まだ結果が出ていませんので省略しますが、このように3月から5月までのコロナ騒ぎの最中にセミナーで話してきた大事なポイントは、全てその通りになっていると思います。

 直近ではトランプ大統領が大統領令を発動して失業給付の増額などを打ち出したことや、新型コロナのワクチン開発進展、民主党のバイデン候補が副大統領候補にハリス上院議員を指名して、極端な左寄りではなく中道路線を打ち出したことなどなどを受けて、日米の株価が今週は急上昇してきました。米株ではSP500指数が2月の過去最高値のところに戻り、直近調整安になっていたナスダック指数が急反発で復活してきました。

 日本株は今週日経平均が6月の高値を抜きました。先週までは悪い形だったTOPIXが今週は200日線を突破して、6月以降戻りの壁になっていた1590ポイント台も突破してチャート的にガラッと様子が変わりました。なかでも今週13日でTOPIXは二日連続陽線で200日線を上回りましたが、これは昨年9月以来です。昨年は8月相場の低迷の後9月から上がり始めましたが、三日連続で200日線を上回ったところが1595ポイント。そこから12月の高値1747まで大きく上昇していきました。

 またTOPIXの週足チャートでは5週線と40週線のゴールデンクロスが近づいています。これも実現するとやはり前回昨年9月以来です。もちろんダマシもありますが、2016年9月にゴールデンクロスした後も2018年1月の高値まで大きな上昇相場に発展しました。

 結局3月の底打ち以降多くの投資家や市場関係者の疑いの中で育っていた相場は、花開く局面になってきました。早見も4月以降は強気の見方で取り組んできました。時折短期的な調整ムードが出ますが、それが終わったと見れば速やかに強気で取り組む繰り返しです。昨年9月以来の強い形点灯とみて波に乗っていきましょう。

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・修正したものになります。

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