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驚くべきマザーズの強さ2020.08.21

 前号でも書いたように、3月以降セミナーで話してきた最重要のポイントは次のとおりでした。再度書いておくと、

  • 3月 今回のコロナ暴落はリーマンショックや世界恐慌とは違い、1987年ブラックマンデーと同じ形であり、この暴落から米国株のバブル相場後半戦が始まる。
  • 4月  二番底を気にするより、いかに買っていくかを考えた方が良い。特に長期投資で株を買い始めるチャンス。
  • 5月 セルインメイなど気にする必要はない。今年の5月は買いだ。

ということで全て的中しました。

 そして6月のセミナーでは、「今年前半は新型コロナという誰もが予想していなかった、まさかそんなことが起きるとはという悪材料で歴史的な経済の悪化と株価の暴落になったが、今年後半も、まさかそんなことが起きるとはという衝撃的なことが起きるだろう」と話しました。

 さらに6月のセミナーでは、「11月の米大統領選挙で誰が当選しようと、その後米国の株価は上昇基調が続くかもしれない。しかし日本の株価は置いてきぼりを食い、ひとり負けの形になるかもしれない。」ということもお話ししておきました。

 今週は米株ではNY市場の実勢を示すSP500指数が、ついに2月の終値での過去最高値を半年ぶりに抜きました。ナスダック指数に続いてSP500も過去最高値を更新したわけですから、3月のセミナーでお話しした「この暴落から米株のバブル相場後半戦が始まる」という予想は完全に的中しました。

 日本株は米国株ほどの強い形にはなっていませんが、それでも直近ではTOPIXが200日線を突破して、6月以降戻りの壁になっていた1590ポイント台も突破してチャート的にガラッと様子が変わりましたが、今週はさらに日経平均の75日線と200日線がゴールデンクロスしました。これは前回昨年9月下旬にゴールデンクロスして以来11ヵ月ぶりです。前回はそこから今年1月の高値まで上昇相場が続きました。もちろんダマシもありますが、それにしても一応は米国株の強さにそれなりに連動しています。これがうまく続いてくれるか、それとも腰砕けになってしまうかは今年後半の最大の注目ポイントではないかと思われます。

 直近では特にマザーズ指数の強さが際立っています。今週はついに2018年6月以来の高値まで上昇してきました。東証1部から新興市場まで幅広く目配せが必要ですが、特に最も強いマザーズの株に目を光らせていくべきです。先週も書いたように大きな波には乗っていきましょう。

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・修正したものになります。

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