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予想通り大統領選後の米株高パターン2020.11.13

 次回の早見のセミナーは11月21日(土)に東京で開催します。特に講義録のお申し込みはセミナー前日の昼12時までのご入金で締め切りとさせていただいています。直前での申し込みは入金確認が出来ずに事務処理が間に合わない場合があります。セミナー前日の講義録の申し込みはお控えいただき、なるべく早めのお申し込みをお願いいたします。セミナーのお申し込みはこちらから

 早見は8月のセミナーから、米大統領選挙に関しては「共和党が勝とうが民主党が勝とうが、米国株は選挙後は年末にかけて上げていくパターンが繰り返されている」という見方をお伝えしてきました。今回も同じと見たわけですが、思った通りNYダウやSP500指数は選挙後に急上昇となり、NYダウとSP500指数は共にザラ場ベースで過去最高値を更新しました。特にSP500指数は9月の月足チャートが過去最高値での陰線つつみ足という天井打ちの形になっていたのが、選挙後の株高でこの陰線つつみ足をあっさりクリアするという、極めて異例のチャート破りの形になりました。

 日経平均も2018年1月以降どうしても抜けなかった2万4100円台~2万4400円台の強力な上値抵抗ゾーンをついに突破して巨大なブレイクアウトの形になり、29年5ヵ月ぶりに2万5500円台を回復しました。前号で突破することを期待して見ていると書いたとおりです。

 大統領選挙後の株高は予想通りでしたが、それに加えてサプライズになったのは米ファイザー社が新型コロナウイルスワクチンで90%以上の有効性というニュースでした。これで一気に経済活動の活発化期待で米金利が上昇し、日米共に新興市場が急落して、オールドエコノミー的な株が急上昇するという大きな流れの変化が起こりました。当レポートの推奨銘柄でもエムスリー(2413)が直撃を受けて株価が一時急落しました。幸い週足チャートを見ても綺麗な右上がりのトレンドは変わりありませんので、そのまま持続していただいています。

 早見はすでに10月の東京セミナーで、今までと違い新興市場の株を控えて、東証1部の住友金属鉱山(5713)や平和不動産(8803)を注目株として取り上げるなど、オールドエコノミー系の株を出し始めていました。それは選挙後の動きを想定してのものでしたが、まさかこの選挙直後すぐのタイミングで新型コロナワクチンのニュースで流れが劇的に変わるとまでは予想していなかったので、想定よりも急な変化でしたが、いずれにしても日米共に年末にかけての株高自体は想定済みですから、流れには素直についていくことを基本としていくべきです。

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・修正したものになります。

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