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まさにバブル相場の強さ2021.02.12

 2月相場は上下どちらかにぶれやすい性格であることをお伝えしましたが、日経平均は上にぶれてきました。今週は2万9600円台まで上昇して1990年8月以来というバブル崩壊以降での最高値を更新しました。これで1月の月足チャートでの長い上ヒゲをクリアして、上ヒゲ全否定の強い形になりました。アベノミクス相場が始まって以降で日経平均の月足チャートで上ヒゲの長さが1000円を超えたのは今年1月で3回目でした。過去2回はその翌月に日経平均は暴落しましたが、今回は逆に2月相場で新高値になったのでチャート破りの形になりました。非常に強い動きです。

 また米国の株価も1月末に下げ波乱になり、米株の主要な3つの株価指数は、SP500とナスダック指数は過去最高値で週足が陰線包み足になり、週足のMACDも下向きました。これが重なったのは前回昨年9月で、その後一段安になりましたが、こちらも2月相場でNYダウも含めて主要な3つの株価指数が揃って過去最高値を更新してきたので、日米共に1月相場で作った悪い形をあっさりひっくり返して非常に強い株高になっています。前号でも書いたように強い基調が変わらないなら素直についていくのが相場の基本です。

 早見は今年の日経平均はとにかく3万円の大台回復との見方を昨年12月にセミナーの場で示しておきました。今週は2万9600円台まで来ているので3万円の大台乗せが近づいています。ただ東証1部の騰落レシオが10日に124.5%まで上昇して警戒ラインの120%を超えてきました。短期的にはスピード調整の場面に入る可能性もあるので注意しましょう。

 この3万円の大台乗せに向かっていくトレンドに沿って早見も証券株に取り組み、有料情報では大手証券の野村HD(8604)、週刊レポートでは中堅証券の東海東京フィナンシャル(8616)を買い推奨して順調に含み益を伸ばしていただいています。

 またこれまで売り込まれてきた国内系の株も電鉄株が復活してきました。さらに鉄鋼株や三菱自動車、銀行株のように大底を打っての新たな上昇相場入りを示唆するものが相次いでいます。ここはスピード調整はあるにしても引き続き大きな上昇相場の波に乗っていきましょう。

 早見の週刊レポートはその性格上出来るだけ中長期的な観点でじっくり取り組むようにしています。短期的な効率を重視するのであれば早見の有料情報を利用してください。また週刊レポートで買い推奨した銘柄も急激な株価の変動や突発的な悪材料がでた場合は有料情報で利食いや損切りなどの指示を出すようにフォローしているので、ご承知おきください。

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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