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コロナ暴落開始からちょうど1年2021.02.19

 コロナ暴落は昨年2月25日の日経平均781円安から始まりました。そこから3月19日まで歴史に残る大暴落になりました。今週はあれからちょうど1年です。

 昨年3月に日経平均が1万6300円台まで暴落した当時、その3月に行われたセミナーで早見は「この暴落は世界恐慌やリーマンショックの時とは違い、1987年のブラックマンデーと同じで短期間で終息する」と明言しました。案の定3月であっさり大底を打ちました。そして多くの市場関係者や投資家が二番底を警戒している中で、昨年4月のセミナーで「二番底を気にするより、いかに株を買っていくか考えた方がいい」と強気の話しをしました。一応二番底を警戒して買っていただいていた日経ダブルインバースETF(1357)を売却指示して、完全に強気の投資作戦に切り替えたのも4月でした。

 早見は昨年4月に強気に切り替えたのですが、実際5月相場から日経平均は値上がりに弾みがついてグングン上昇していきました。しかし、どうしても強気になり切れずにその後もダブルインバースETFにしがみついていて大損した投資家がいかに多かったかというのもいまだに引きずっている問題です。

 日経平均がついに1990年8月以来30年半ぶりに3万円の大台に乗せて今週は3万700円台までつけてきました。昨年4月に早見がダブルインバースETFを売却指示した当時は1万9700円台でしたから、そこから強気で大きな上昇相場の波に乗った投資家と、乗れずに弱気の投資から抜け出せなかった投資家とは、どうにもならない差がついたわけです。

 早見は基本的に相場の流れに乗る順張り投資のやり方で助言を行っています。逆張りは否定しませんが、大きな相場の流れが出来ている時は素直に流れに乗っていれば苦労しなくても目的地に連れて行ってくれます。わざわざ流れに逆らって泳げば無駄な労力を使い、力尽きて溺れてしまうのがおちです。それなのにどうしてもわざわざ逆らう投資家が歴史に残る大きな上昇相場のチャンスをものにすることが出来ませんでした。逆張りは投資経験の浅い投資家は特にやるべきものではありません。それよりも順張りで流れに乗るやり方をまずはしっかり身につけましょう。基本が出来ていないのに難しいことをやって上手くいくわけはありません。それがこの1年間の株式市場から学ぶことだったと言えます。

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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