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米長期金利急上昇ショック安2021.02.26

 前号で書いたように、今週はコロナ暴落が始まってからちょうど1年目となりました。3月にかけて大暴落したわけですが、早見は暴落真っただ中の昨年3月の東京セミナーで「この暴落は世界恐慌やリーマンショックの時とは違い、1987年のブラックマンデーと同じタイプであり短期間で終息する。ここから米国株の新たなバブル相場が本格化する」との見方をズバリと話し、ブラックマンデーの時の日経平均の動きを詳しく解説しました。当時証券界は弱気。悲観的な見方一色でしたが、思った通り3月で大底を打って、まさに新たなバブル相場がここまで続いたのです。多数意見というものがいかにあてにならないかを見事に証明しました。

 それから1年経って、今度は証券界や投資家の間には「バブル、バブル」という言葉が拡がりました。特に2月はそれが顕著でしたが、今週日経平均は24日に484円安と急落。調子に乗っていた人々に冷や水をかける形になりました。週末26日も1,202円安と急落です。米国の長期金利急上昇ショック安の形です。

 早見は昨年12月の東京セミナーの場で「2021年の日経平均はとにかく3万円の大台回復が目標であり、3万100円~3万300円の水準を目指す」との見方を示しました。これは当然達成できる最低限の目標を掲げたものでしたが、2月は3万700円台まで上昇して調整場面に入りました。ここからの日経平均の次の目標は公式にはお伝えしていません。それは3万円台に乗ってからは日本は米国とは違うリスクに直面すると考えているからです。

 本来ならほっておいても日米の株価はさらに上昇トレンドが続いてもおかしくありません。現状ではその上昇トレンドはまだ崩れてはいません。しかし日本は日本固有の問題点を抱えており、それがここからいよいよ噴き出てくるかどうかに神経をとがらせてみていかなければなりません。

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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