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国策に売り無しをとことん追求2021.04.09

 米国株は直近でNYダウとSP500指数はすでに過去最高値を更新して、3月のSP500指数の月間上昇率は昨年11月以来の大きさでした。残るナスダック指数も日足チャートでは100日線が強力な下値のサポートラインとして機能していますので、決定的に崩れたとまでは言えないとコメントしてきました。そして前号では「ナスダックが復活するか正念場」と書きました。

 

 その後ナスダック指数は100日線を支えに踏み止まり、4月8日に1万3829まで上昇して日足チャートでは終値での最高値であった2月12日の1万4095と3月17日の戻り高値1万3525を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを突破しました。これで日足チャートは三角もちあい上放れとなり、3月16日の高値を抜いたので右上がりN字型に変わりました。終値ベースでは2月12日の最高値1万4095から3月8日の安値1万2609までの下げ幅の82%を戻したので、ナスダックの復活の気配が一段と色濃くなってきました。当レポートではグロース株、ナスダックの復活かとみて、このところチェックしてきましたが、どうやら見込み通りになってきたようです。

 ナスダック指数は2月に月足は過去最大の長い上ヒゲを引きました。その後3月の月足は6ヵ月線のレベルで下げ止まって極めて長い下ヒゲとなり、今月は2月の上ヒゲの中でまた陽線で上げてきており、驚くべき強さを見せています。もし2月の長い上ヒゲをクリアしてくると「まさにバブル相場だ」という声が再び盛り上がるでしょう。

 このところ市場関係者や投資家の間には、「ヒンデンブルクオーメンの不吉な形が点灯した」「米金利が上昇すれば株価は崩れる」「野村やクレディスイスなどの巨額の損失は不穏だ」など弱気の声が広がっていました。しかし実際には米国の株価は崩れるどころか逆に過去最高値更新。ナスダックも盛り返しています。結局昨年3月の大底以降常に弱気で売りに回った向きが罠にはまる形になるという繰り返しです。早見は有料情報やセミナー、ラジオ番組も含めて弱気の投資作戦は行っていません。いかに買うかの繰り返しです。

 いずれにしても「国策に売り無し」は変わりません。脱炭素の水素やアンモニア、再生エネルギー、EVや燃料電池、全固体電池、半導体など国策というか世界的な大きな政治主導の流れには逆らってはいけません。素直にとことんついていきましょう。

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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