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恐ろしき五黄土星2022.07.15

 早見は昨年12月の東京セミナーで「2022年は五黄土星の年であり、戦争、災害その他政治経済など様々な事柄で歴史に残る大変なことが起きる年だ。」と警告しました。

 
今年前半は2月にウクライナで戦争が始まり、それが世界中の経済や人々の生活に大きな影響を与えて今も続いています。そして7月は安倍元首相が暗殺されるという予想だにしなかった大事件が起こり、世界中に大きな衝撃を与えました。これが五黄土星の年の恐ろしさなのです。
 安倍元首相は日本の建国以来初めて世界の中心で政治的な影響力を発揮した人物であり、だからこそその死が伝えられるや否や、戦争中のロシアとウクライナをはじめ、イスラムテロ勢力とされるタリバン、キリスト教の総本山であるローマ法王など政治的あるいは宗教的な枠組みや対立関係を越えて、全世界から一斉に弔意が殺到しました。安倍元首相がまさしく世界の中心にいたことをハッキリ示しています。
 
 歴史をさかのぼると、1968年の五黄土星の年に米国ではキング牧師が暗殺されましたが、キング牧師もその死は世界中から悲しまれ、米国では誕生を祝う祝日が設けられているほどです。
 
 5月の東京セミナーで「今の日本は新たな南北朝時代であり、安倍さんは最後まで南朝のために戦って討ち死にした楠木正成と同じだ。」と指摘しました。今その安倍元首相が楠木正成と同じように討ち死にしたのです。まさかここで暗殺されるとは思いませんでしたが、結果として私が想定してきたパターンになってきてしまいました。
 
 参院選は一貫して予想してきた通り自民党が大勝利を収めました。問題は選挙後でしたが、それについては6月の東京セミナーであらかじめ重要なポイントを解説しておきました。次の政治的な波乱が起きるとすれば9月で、それまでの間は例によって岸田首相が昨年の総選挙後にやらかしたように、選挙公約を後退、うやむや、無かったことにするような発言が出てくることに警戒が必要であり、防衛関連予算に関しては特に注意が必要だという事は既にお話ししました。しかし安倍元首相の衝撃的な暗殺により、今後の政治的な問題については6月のセミナーで話した内容に修正をする部分が出てきます。それについては次回7月23日の東京セミナーでお話しするので、ぜひ参考にしてください。参加出来ない方は、ぜひ講義録をお申し込みください。
 
 米CPIは40年半ぶりの上昇率となり、次回のFOMCでは利上げ幅が0.75から1%へと拡大される可能性が出てきました。インフレ圧力の峠は越えたとの見方が出てきていますが、米国は景気悪化&企業業績悪化と株価の綱引きです。
 

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・一部修正したものになります。

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