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今こそ米株に投資すべき2023.02.03

 今週はFOMCで市場の予想通り利上げ幅が0.25%に縮小されました。早見は昨年12月から一貫して「米株は10月の安値を割り込むことは考えていない。」と米株に強気を言い続けてきました。
 
 米株は小型株の指標であるラッセル指数が今回はいち早く強い変化になりましたが、週足チャートでは一昨年11月の最高値からその後の戻り高値を結んだ大きな右下がりの上値抵抗ラインを先頭を切って上に突破して、強い方向転換を示して大きなブレイクアウトの形になりました。月足チャートでも12月末に3ヵ月線と6ヵ月線がゴールデンクロスしましたが、これは前回2020年7月にゴールデンクロスして以来です。今週も一段高で昨年8月下旬以来の高値になりました。

 米株全体の実勢を示すSP500指数も、週足チャートでは昨年1月の史上最高値からその後の戻り高値を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを上に突破。月足チャートでは12月末に3ヵ月線と6ヵ月線がゴールデンクロスしました。これは昨年1月に史上最高値をつけて以降で初めてです。前回は2020年6月に3,100でゴールデンクロスして、そこから昨年1月の最高値4,818まで55%も値上がりするという大きな上昇相場に発展していきました。
 
 ナスダック指数の1月の上昇率は、1月としては実に22年ぶりの大きな値上がりとなりました。週足チャートは今週で底値から6本連続陽線ですが、これは一昨年11月に史上最高値をつけて以降で初めてです。月足チャートも今月は3ヵ月線と6ヵ月線がゴールデンクロスしてきています。このまま今月ゴールデンクロスが確定すると、こちらも前回2020年6月以来となります。
 
 このように米株は明らかに大きな強い変化を見せており、特に月足チャートでは2020年6~7月以来の形になっているのが重要なポイントです。2020年3月に株価が暴落して大底を打ちましたが、その後も投資家や市場関係者の間には「また下げて二番底をつけに行く」という弱気が支配していました。しかし私は当時2020年3月の東京セミナーで「この暴落はブラックマンデーと同じで短期間で終わる」と言い切り、続いて4月のさくらインベストセミナーで「二番底を警戒するよりも、いかに買っていくかを考えた方がいい」と明言しました。そして5月に「もう大丈夫」ということで完全に強気の投資作戦に切り替えました。その後6月から7月にかけて米株指数の月足チャートで次々にゴールデンクロスが実現して、弱気派を総崩れにしていったのです。今の米株を見ていると、あの2020年の大底打ちの後と同じ空気を感じます。「まだはもうなり」という相場格言が当てはまると思います。
 

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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