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日米共に株価は2020年9月以来の強気シグナル2023.04.07

 突然の米銀の破綻から始まり、リーマンショックの再現になるのではないかという意見が広がっていましたが、株価は崩れていません。昨年10月に米株は最安値をつけました。あれから半年になりますが、米株は10月の安値を割り込む気配はありません。早見は昨年12月に「米株は10月の安値を割り込むとは考えていない」とラジオ番組などで明言しましたが、全く予想通りの展開になっています。

 10月以降も弱気派は「もう下がる」「いよいよ下がる」「今度こそ下がる」「このような形で上がるのはおかしい」と未練がましく言い続けています。ずっと同じことを言い続けていれば、いつかは当たる時もあるでしょうが、それは予想とは言い難いものです。昨年10月のザラ場最安値から見るとナスダック指数は10088→12227まで2139ポイントも上昇しています。弱気にとらわれて売りに回っていた投資家は大損になっているはずです。
 
 すでに米株の主要な3つの指数の中で、先頭を切ってナスダック指数が2月の高値を抜いて今年の最高値を更新しましたが、続いて今週はSP500指数も2月の最高値からの下げ幅の8割以上を戻してきました。「米銀の破綻から始まった株価の下げ波乱は、リーマンショックの再現というようなものではなく、春の嵐の突風という一時的なものと考えている。」と言い続けてきたとおりです。
 
 日本株については、3月の日経平均の月足が陽線〇となりました。これで昨年10月から今年3月までの月足陰陽の並びは、〇〇●〇●〇となりました。戦後振り返るとこの並びになったのは4回目です。過去3回は全て翌4月の日経平均も月足は陽線〇でした。したがって今年も4月相場には期待を持って見ています。そうなってほしいということを前もってセミナーで指摘、解説しておきましたが、3月が陽線で終わるか陰線で終わるかは、その後の見方がまるで変るところだったので、陽線になってくれてホッとしました。
 
 またTOPIXも3月は途中段階で月足が陰線包み足になっていましたが、これも終わってみれば回避されました。逆にTOPIXの月足チャートでは今月はMACDがゴールデンクロスしてきました。これは前回2020年9月にゴールデンクロスして以来です。米株でも今月はSP500指数の月足チャートで6カ月線と12ヵ月線がゴールデンクロスしてきました。これも前回は2020年9月です。日米共に2020年9月以来の強気シグナルが点灯したわけで、弱気派は更に追い込まれていくのではないかと見ています。
 

※このコラムは今週水曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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