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日米欧中の株価が2020年以来の強気シグナル点灯2023.04.21

 ナスダック指数が終値ベースで2月の高値を抜いて今年の最高値を更新しましたが、今週はSP500指数も終値ベースでは2月の最高値からの下げ幅の92%を戻しました。新高値が視野に入っています。

 
 欧州の株価も2月相場でイギリスの株価が過去最高値を更新していましたが、続いて今月はフランスの株価指数も過去最高値を更新してきました。ドイツの株価指数も今週は1万5900ポイント台を回復しており、一昨年11月の過去最高値1万6290から昨年9月の安値1万1862までの下げ幅の91%を戻して着実に過去最高値に近づいてきています。中国の株価も強くなっており、上海総合指数は今週昨年7月以来の高値になってきました。

 日本株も今週日経平均は昨年8月以来の高値になりましたが、さらに強いのは日経500で、こちらは昨年1月以来の高値まで上昇してきています。
 
 TOPIXの月足チャートでは今月はMACDがゴールデンクロスしてきました。これは前回2020年9月にゴールデンクロスして以来です。日経500は今月は月足チャートのMACDがゴールデンクロスしてきました。これは前回2020年6月にゴールデンクロスして以来です。
 
 米株でも今月はSP500指数の月足チャートで6カ月線と12ヵ月線がゴールデンクロスしてきました。これも前回は2020年9月です。そして上海総合指数も今月は6ヵ月線と12ヵ月線がゴールデンクロスしてきましたが、これも前回2020年7月にゴールデンクロスして以来です。
 
 このように日米欧中の株価を見ると2020年の時以来の大きな強気シグナルが点灯していることが分かります。
 
 当然ながら一年中毎日上がり続ける株価はあり得ないわけで、適度に上げ下げを繰り返しながら、方向感が定まっていきトレンドが作られます。2020年も3月に大底を打ちましたが、その後もしばらくは多くの投資家や市場関係者が二番底を心配して、なかなか皆が強気に転じることが出来ませんでした。早見は当時2020年5月に完全強気の投資作戦に切り替えましたが、それはやはり少数派だったと思います。しかし株価は多くの人々が二番底を心配している中で「疑いの中で育つ」上昇相場になっていきました。今回もチャート的にはその2020年と同じ形になっています。
 
 なお東証REIT指数連動型ETF(1343)が、今週週足チャートで底値から4本連続陽線で上げてきています。これは底値からとしては2020年3月のコロナ暴落の大底以降で初めてとなります。REITに値ごろ感が出てきた可能性があります。
 

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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