今週も日米の株価がドスンと下げてきました。早見は昨年12月の東京セミナーで、「2025年は崩れる年だ」と発表して、それ以降「常に戦場にいるつもりで緊張感を持って見ていなければならない」と呼びかけてきましたが、案の定株価は崩れてきました。
続いて今年1月の東京セミナーでは、「円高が日本の株価にとって悪材料になる」という見方をお伝えしました。実際ドル円は1月に158円台で円安がピークアウトして、今週は146円台まで12円も円高が進み、それにつれて日経平均は1月の高値4万200円台から今週は一時3万5900円台まで下落しています。
2月の東京セミナーでは、「もし2月の日経平均の月足が陽線〇なら、3月も陽線が期待できる」と話しましたが、残念ながら2月は陰線●で終わり、3月はこのように日経平均は下げ波乱になっていますから、月足陰陽のアノマリーにも沿って動いています。
このように昨年12月の東京セミナーから1月、2月と大事な事をお伝えしてきたわけですが、ことごとくそれに沿って現実の株価や円相場は動いています。次回3月22日(土)の東京セミナーでの話もぜひ参考にしてください。
さて、株価が一段と下げてきていますが、今週の一段安で米国の株価は最も下げがきついナスダック指数は、直近2月18日のザラ場高値2万110ポイントから今週11日のザラ場安値1万7238ポイントまでで14.3%下げました。SP500指数も2月19日の史上最高値から今週11日の安値までで1割下げています。
この結果、週足チャートで逆張り指標を見ると、ナスダック指数の週足RCI(9週)は13日の終値時点でマイナス78まで低下してきました。ここまで下がったのは一昨年10月に底打ちした時のマイナス85以来です。またRSI(14週)も27まで低下しましたが、これは2022年7月初め以来です。13週線とのカイリ率はマイナス10.2%台に拡大していますが、これも2022年10月に底打ちした時のマイナス11%台以来です。これらの数値は週足ベースですから13日時点ではまだ未確定ですが、今回ナスダック指数の週足チャートでは、2023年3月以来2年ぶりに52週線を下回ってきたものの、冷静に逆張り指標を見ると、そろそろ短期的には逆張りの視点で見ていく状況になってきているのではないかと考えています。
下げ波乱で皆と一緒になってうろたえて右往左往しているのでは話になりません。早見の有料情報ではさらにこまめに状況と変化に合わせてお伝えして、今週も具体的に指示を出しているので、ぜひ参考にしてください。
当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・一部修正したものになります。