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12月に発表した通り日経平均は3万2000円台を目指す2023.05.19

 私は3月30日に20年間続けたラジオ番組の最終回で。「弱気派は大きな考え違いをしている。相場は相場に聞け。」とあえて注意しましたが、今週はTOPIXがついに1990年以来33年ぶりの高値になりました。日本株が空前のバブル相場で歴史的な大天井をつけたのが1989年だったので、1990年以来という事はつまりバブルの頃に戻ったわけです。更に今週は日経平均もバブル崩壊後の最高値を更新しました。

 私がラジオ番組の最終回で弱気派に最後の注意をした3月30日の日経平均の終値は2万7782円でしたが、そこから3,142円も値上がりしました。もう下がる、今度こそ下がる、こんな上げ方はおかしいと弱気派が言い続けても現実の株価はそれを跳ね返して上げてきたわけです。
 
  2020年の時も3月に大底を打ってからもしばらくは多くの投資家や市場関係者は、どうせまた下げると疑いの目で見ていました。しかし実際はそれが裏目に出て株価は上げていったのです。今回も同じパターンだと私は言い続けてきましたが、まさにその読み通りとなっています。
 
 あの2020年の時も多くの人が世界恐慌になるかのように言っていました。今回も米銀の破綻から、直近では米政府が6月に債務不履行になり株価が大暴落するというような言説が広がり、それが国内個人投資家の間に弱気を広げました。その弱気一辺倒の中で日本の株価は上がり続けています。相場は相場に聞くという姿勢を持たなければ理解できないでしょう。それどころか売りに回ったり、日経225ダブルインバースETFを買い込んだりして、まさに泥沼になっているのが弱気派の姿です。
 
 早見は昨年10月以降強気で対処してきましたが、昨年12月の東京セミナーでは「2023年は風が吹くというのがキーワードになる。日本株は上昇のアノマリーであり、日経平均の高値の目安は、追い風が吹けば3万2000円台を目指す。」という予測を明らかにしておきました。当時の日経平均は2万7200円台でしたが、その時に3万2000円台を目指すとしたわけです。それが今週は3万900円台まで上昇してきたので、予想通りの株高トレンドです。
 
 前回も書いたように海外投資家がこのところ日本株を大量に買い越していますが、一方で国内個人投資家は売りに回っています。海外勢買い、国内勢売りというのは過去の例を見ても日本は株高パターンです。しかもドル建ての日経平均はまだまだ安い水準にあり、海外投資家にとっては日本株の出遅れ、割安感はまだ続きそうです。
 

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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