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強い変化が出てきた2023.08.25

 今月は24~26日に開催されるジャクソンホール会合に向けて米株が値下がりしてきましたが、注目のパウエルFRB議長の講演は25日なので、この原稿を書いている時点では講演内容は分かりません。

 2010年8月にバーナンキ議長(当時)がジャクソンホール会合で量的緩和姿勢を打ち出して、それがきっかけとなり米株が上昇していったような追い風を吹かせるのか。それとも逆に冷やしてしまうか。ここは講演内容と市場の反応を見なければなりません。私は7月29日のさくらインベスト福岡セミナーで「あまり深押しを想定していると押し目買いのチャンスを逃がす可能性があるので、下値を欲張らないように。」と話しておきましたが、果たしてその見方が正しいかどうかです。
 
 私は先週は週末にかけて、有料情報や東京セミナーで、「東証グロース市場が逆張りでとらえる場面に来た」とお伝えして、グロース指数の逆張り指標であるRCIを使って解説しました。RCIはプラス100とマイナス100の間を上下するもので、マイナス100に近づけば底値と判断します。グロース指数のRCIは、先週18日(金)にマイナス95台まで低下しましたが、これは今年最低でした。そこで18日の有料情報と翌19日の東京セミナーで逆張りでとらえる場面だと話したわけです。
 
 私は6月21日にグロース指数が最高値をつけて以降、グロース市場からは遠ざかっていました。しかし先週末は逆張りでとらえると話して見方を変えたわけです。実際グロース指数は17日と18日に2日連続で906ポイントのザラ場安値をつけて下げ止まり、今週21日(月)に急反発に転じました。まさに逆張り指標が示した通りになったわけです。
 
 前回「ここは調整局面の底打ちを待つ場面だが、その下げ波乱の中で逆に強さを見せている株を狙おう」という主旨を書いておきました。今週もグロース市場の急反発や銀行株の出直り等色々目につく強い動きがありました。多くの投資家や市場関係者が弱気一色になったところから新たな流れが始まります。毎度おなじみの光景です。 
 

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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