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日経平均が4万円を目指す方向に変わりなし2024.01.26

 早見は昨年6月の東京セミナーで、日経平均は4万の大台を目指していく方向であると話して、続いて昨年12月の東京セミナーで、日経平均が4万円の大台を目指していく大きな方向性に変わりなく、4万円の手前にある3万6000円~3万7000円の目安をまず達成することが第一の課題だとお話ししました。今週は日経平均が3万6984円まで上昇して、今年の目標水準を早くも達成しました。前回当コーナーのタイトルで「ひと休みの下げは、株高の終わりにあらず」と書いた通りです。

 昨年と同じく今年も大発会が最安値となりましたが、今年は大発会のザラ場安値から今週のザラ場高値までで4293円の上昇となりました。昨年は大発会の安値から同じく約4300円まで上昇したのは5月半ばでした、それに対して今年は1月半ばで到達しているわけですから、いかに株価の上昇が急ピッチであるかがよく分かります。

 昨年3月末に早見は20年にわたったラジオNIKKEIの番組を終了しましたが、その最終回で「弱気派は大きな考え違いをしている」と、あえて最後通告のように言い残しました。その直後4月から6月にかけて日経平均はぐんぐん値上がりしていきました。私が弱気派にあえて警告した昨年3月末の終値から今週の高値までで、日経平均はなんと8900円以上もの値上がりとなりました。私が最後通告のように警告した通り、弱気派はとんでもない大間違いをしていたわけです。

 日経平均の逆張り指標を見ると、週足チャートのRSIは今週79.8に上昇しています。昨年は6月に最高値を付けた時に83.8まで行きました。80を超えたところからさらに一段高になりました。また13週線とのカイリ率は先々週末に7.9%まで拡大しましたが、これも昨年6月の最高値のところでは13.3%まで拡大しました。昨年5月に3万800円台を回復した時に8.5%に拡大。その後6月の高値3万3772円までさらに2900円以上の値上がりになりました。

 このように急ピッチな日経平均の値上がりに対して当然の警戒感が出て、調整安の場面が来ることは意識して、適度に利食い売りを行ないながらですが、あくまでも大きな上昇トレンドであり、それは「令和バブル」と言ってもおかしくない状況なので、夢は大きく持って上昇相場の波にしっかりと乗っていくことが大事であることに変わりありません。今週は銀行株に動きが出てきたことに要注目です。

※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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