結局日経平均は10月15日に4万円台を回復したところで作られた日足チャートのアイランドリバーサルの悪い形を解消することが出来ずに下げてきました。日経平均が7月に史上最高値を付けた後、早見は一貫して「日経平均が7月の史上最高値を抜くのは容易なことではない」と繰り返し言い続けてきましたが、その通りになっています。チャート的に完全に崩れたと言えるような下げにはなっていませんが、日経平均の月足チャートでは10月末でMACDがデッドクロスしました。前回は2021年11月末の2万7821円でデッドクロスして、そこから22年3月の安値2万4681円まで11.2%下げました。
また今月の日経平均の月足は20日の終値時点で陰線に変わっています。まだ月内の日数があるので確定してはいませんが、もし今月陰線で確定した場合の見方については、11月16日の東京セミナーであらかじめ解説しておきました。
さて、12月14日(土)に、年内最後の早見の東京セミナーを開催します。毎年12月の東京セミナーでは、翌年がどのような年になるのかという予測を発表しますが、昨年12月の東京セミナーでは「2024年のキーワードは、『大きく揺れる』ということだ」と明言しました。そのとたん今年の元旦にいきなり能登半島地震が発生して、東日本大震災以来の甚大な被害が出るという大災害に見舞われて、「大きく揺れる」というキーワードに沿った年明けとなりました。総選挙では自民党が15年ぶりの大敗で自公与党合計でも衆議院で過半数を割り込む大惨敗となり、公明党は代表が落選するという衝撃に見舞われて、政界に大きな揺れが襲いかかりました。
このように毎年12月の早見のセミナーでは、翌年の大きな方向性を示す重要なキーワードと共に前もって詳しく解説をしています。
大きな揺れの2024年から、来年はどのような年になるのか、ぜひ12月の早見の東京セミナーの内容を楽しみにしていてください。
会場で参加できない方は講義録をお申し込みください。講義録を申し込んだ方には、推奨銘柄はセミナー当日にメールやFAX、電話で速報でお伝えして、講義録は翌週PDFまたは郵送でお送りいたします。11月のセミナーで買い推奨した3銘柄からは、今週三井E&S(7003)が週明け18日の寄付き値1,426円から21日の高値1,603円まで4日間で早くも12.4%値上がりのヒットになり、暗号通貨関連のセレス(3696)も18日の寄り付き値2,080円から22日には2,632円まで値上りしてきました。12月セミナーで取り上げる株も楽しみにしていてください。
当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・一部修正したものになります。