トップページ > 株式投資コラム > 相場観 > 10月は石破ショックで波乱相場へ

10月は石破ショックで波乱相場へ2024.09.27

 米株は、主要な株価指数の中で先頭を切ってNYダウが史上最高値を更新しましたが、続いて米株の実勢を示すSP500指数も7月以降終値ベースで作られていた5,648~5,667の強力な上値抵抗ラインを突破して、史上最高値を更新しました。米株は順調に上昇基調を続けています。

 また今週は中国が市場の予想を上回る大規模な景気刺激策を発表したため、上海総合指数が急上昇したり、銅など商品市況にもインパクトを与えました。東京株式市場でも非鉄金属、化粧品、産業用ロボットなど中国関連株に値上がりの動きが出ました。

 自民党総裁選は株式市場が最も嫌っていた石破氏が当選しました。経営者、投資家、株式市場関係者は高市政権誕生を待望しており、石破政権誕生なら失望感が強まるだろうということはハッキリしていたので、日経平均は結果発表後、東証引け後の時間外取引で大きく下げました。

 株式市場にとっては最悪の石破政権誕生で、政策も解散・総選挙もすべてが不透明になり、前に進まない状態に陥ることが懸念されます。株式市場は不透明になることを非常に嫌います。議論するだけで結論を出さない石破氏が首相では、明らかに増税色が強いことも相まって株式市場は重苦しいムードになるでしょう。

 いずれにしても10月相場は、期待が薄れてしまいました。今週は早見の有料情報では、米半導体株指数(SOX指数)が上昇基調への復帰がハッキリしてきたとみて、半導体関連株への買いを再開していただきました。

当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・一部修正したものになります。

セミナーのお知らせ
セミナーの様子
☓ バナーを閉じる

有料情報「早見雄二郎の特ダネ株式ニュース」 お電話または、インターネットで早見独自の株式投資情報が手に入る有料サービス

電話有料情報(情報料300円)インターネット有料情報(情報料300円)はこちら