いよいよ秋相場2024.08.23

 日経平均は8月5日に4,450円安と暴落した後、20日の高値まであっという間に7080円も急上昇しました。過剰に二番底を警戒していた投資家は、この急ピッチな上げについてこれなかったと思われます。早見は8月9日(金)の有料情報で、「二番底への懸念が解消されたわけではないが、チャート的には強気に転じても良い」という見方をお伝えしましたので、こうした急上昇をさもありなんと受け止めていました。

 2020年3月のコロナ暴落の時も二番底になっていくことが懸念されて、このまま世界恐慌になるというような言説も飛び交い、総悲観の状態になりましたが、早見は翌4月のさくらインベストセミナーで「これ以上の暴落を心配するよりも、いかに買っていくかを考えるべきだ」とお伝えして、5月に「もう大丈夫だ」と安全宣言を出して正式に強気に転換しました。そこから日経平均は本格的に上昇していき、結局3月の安値を割り込むことはありませんでした。今回も今のところは同じような形になっています。
 
 また米株も基準であるSP500指数が、8月19日まで8日連騰で立ち上がってきました。これは昨年11月以来です。昨年は7月に4,607ポイントで高値をつけてから大きな調整安になっていきましたが、10月27日の最安値4,103ポイントで底打ちして上昇に転じました。その直後の10月30日から11月8日まで8日連騰で立ち上がり、これがその後の史上最高値更新に向けての新たな上昇相場のスタートを告げる号砲となりました。SP500指数は今週の値上りで、ザラ場ベースでは7月の史上最高値から8月の最安値までの下げ幅の95%をあっさりと戻しましたので、新高値が射程圏内に入りました。今週の「臨時コラム」のコーナーで補足してありますので、併せてお読みください。
 
 短期的には米半導体株のエヌビディアの決算が8月28日に発表されるので、その内容によって良くも悪くもどちらかに日米の株価が波乱の動きになる可能性もありますが、これは発表を待たなければどうしようもありません。

 自民党総裁選は9月27日に投票ということが正式に発表されました。これについては9月7日(土)の東京セミナーで色々とお話しさせていただきますので参考にしてください。会場のお席は既にご予約で満席となっていますので、講義録をお申し込みください。

 いよいよ9月から秋相場に入ります。エヌビディアの決算に続いて9月は米国はFRBが最低でも0.25%の利下げを実施する可能性が大きく、日銀は更に金融正常化に向けてタカ派的な政策を打ち出すかどうかが大きな注目ポイントで、それに自民党の新総裁、つまり次の総理大臣が決まるという秋相場前半の重大な場面を迎えます。しっかりと観察していきましょう。

は今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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