前回も書いたように12月と1月の早見の東京セミナーでお話したこと。
①10-12月相場の日経平均の月足が陰陽陰●〇●のパターンになった時は、高確率で年明けの1月の日経平均の月足は陽線〇になる。→ 陽線でした。
② 1月の月足が陽線になり10月から1月までの陰陽の並びが陰陽陰陽●〇●〇になると、高確率で2月の日経平均の月足は陽線〇になる。 → 現時点で陽線です。
ということで、あらかじめセミナーで話しておいた通りの展開になっており、今週は日経平均がついに3万8800円台を回復して、1989年12月末につけた史上最高値の3万8915円にあと50円と近づきました。
1月の日経平均の月足が陽線であった年は、戦後過去48回の内38回はその年の年足も陽線でしたから勝率79.1%です。つまり毎年早見が指摘しているように、1年の計は1月相場にあるのです。
2月は「節分天井」を警戒する市場関係者や投資家が多かったわけですが、これについても1月の東京セミナーで、昨年10月以降の日経平均月足陰陽の並びから見て、今年に関しては節分天井を気にするのは危険だとハッキリ話しました。実際日経平均は1月末の終値3万6286円から今週16日のザラ場高値3万8865円までわずか11日間で2,579円も上昇していますから、節分天井を警戒して売りに回っていた投資家は、見込み違いに泣いていることでしょう。大昔はともかく、節分天井・彼岸底というのは過去の遺物であり、その通りになったとしても、たまたまそうなったという程度のことです。
もはや日経平均が1989年12月末の史上最高値を抜くのは時間の問題であり、いよいよその歴史的な瞬間を目にすることが出来ると思います。しかし史上最高値更新も結局は日経平均が.4万円の大台を実現する方向での単なる通過点に過ぎないと思います。
日本株はまさしく「令和バブル相場」に突入しているわけですが、これも既に昨年6月の東京セミナーで詳しく解説したように、4万円に乗せても日本株はあのバブル相場の天井打ち当時に比べて極めて割安です。あまり先のことを話しても鬼が笑いそうですから控えますが、本当に令和バブル相場が大爆発したら、とんでもない上昇相場があってもおかしくないのです。
もちろんいつどこで株価の上昇トレンドを崩すようなことが起きるか分かりませんが、そういうことは起きてから考えて判断すればいいのです。まずは素直に大きな流れに乗っていくことが引き続き大事です。
※このコラムは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。