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ナスダック指数とSP500指数が史上最高値更新2024.06.07

 NYダウが4月のザラ場最安値から5月の最高値までの上げ幅の84%を帳消しにしていましたが、一方でナスダック指数やSP500指数は押しが浅く、ナスダック指数は5月31日に25日線でピタリと下げ止まって切り返し、今週一気に史上最高値を更新しました。SP500指数も同じく5月31日に最安値で日足チャートが陽線包み足の形になり切り返して、今週は史上最高値を更新しました。

 既に書いたようにナスダック指数の週足チャートは、4月の最安値から5本連続陽線で立ち上がりました。これはある程度大きな調整安の底値からとしては、昨年10月の最安値から8本連続陽線で立ち上がった時以来です。前回はその後今年3月の最高値まで更に上昇トレンドが続きました。さらに週足チャートでは5週線と13週線がゴールデンクロスしましたが、これも前回は昨年11月24日に終わった週にゴールデンクロスして以来ちょうど半年ぶりです。そして今週は週足チャートでMACDもゴールデンクロスしてきました。これも前回は昨年11月にゴールデンクロスして以来です。米国と密接な関係にあるカナダの中央銀行が、政策転換して今週利下げに踏み切りましたが、原油相場も大きく下げており、次第に金利への不安が薄れていくことを期待します。

 日本株もJPX日経400指数が6月3日に2万5645まで上昇して、3月22日の高値2万5513を抜き、日経平均やTOPIXに先駆けて新高値になりました。
 
 先週末6月1日のさくらインベストセミナーで話しておいたことですが、日経平均の今年1月から5月までの月足陰陽の並びを見ると、陽陽陽陰陽(〇〇〇●〇)となりました。戦後振り返ると1月から5月までの月足がこの並びになったのは、1951年、59年、85年の3回しかありません。そして過去3回とも全て6月の日経平均の月足は陽線〇となっていました。更に3回ともその年の日経平均の年足も陽線〇でした。したがって先週末のさくらインベストセミナーで「6月相場は雲が晴れてくることを期待して見ている」とお話ししました。その直後にナスダック指数とSP500指数の史上最高値更新ですから何よりで、JPX日経400指数に続いて、次はTOPIXが3月の高値を抜くと見ています。
  
 前回はディフェンシブ的な投資作戦も必要だと書きましたが、それについては実際に5月25日の東京セミナーで買い推奨した4銘柄の内2銘柄は資生堂(4911)とコーセー(4922)の化粧品株でしたし、前号の週刊レポートで買い推奨したのも玩具のタカラトミー(7867)で、3銘柄とも今週は読み通り新高値になっています。
 
 米株が復活したので6月の日本株にも期待して投資作戦を進めていきたいと思います。

は今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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