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相場の転換点では多数意見は外れる2024.06.28

 米株は注目のエヌビディアやナスダック指数、SP500指数が先週木曜日に史上最高値で日足チャートが陰線包み足になり下げに転じました。しかし早見は6月22日の東京セミナーで、「米株が大天井を打ったとは見ていない。」として、あくまでもひと休みの場面という見方をお伝えしました。

 今週は日本株が急速に良い動きになりました。日経平均の日足チャートでは5月2日から作られていた3万9300円台~3万9400円台の上値抵抗ラインを突破して、3万9700円台まで上昇し、ブレイクアウトの形になりました。TOPIXやJPX日経400は日経平均よりも先に新高値になりました。

 またグロース250指数も今週は671ポイントまで上昇して50日線を突破して、10日線と50日線がゴールデンクロスしました。前回は昨年12月28日の終値707ポイントでゴールデンクロスして、そこから今年3月の高値787まで11.3%上昇しました。早見は6月1日のさくらインベストセミナーで、「久しぶりにグロース市場の株に買い推奨を再開する」と宣言して、しばらく手を引いていたグロース市場に再び強気転換を打ち出しましたが、グロース250指数が594で最安値をつけたのは、その2日前の5月30日でしたから、グロース市場に強気転換を宣言した読みがドンピシャで的中したわけです。

 今週はスタンダード指数も週足チャートで5週線と13週線がゴールデンクロスしてきましたが、これも前回は昨年12月初めに1163ポイントでゴールデンクロスして、そこから今年3月の高値1,295まで11.3%上昇していきました。

 このように今週は日経平均からスタンダード指数、グロース250指数まで日本株全体がチャート的に強い形になりました。今週は銀行株の復活も目立ち、早見も既に有料情報で銀行株への買い推奨を再開しました。

 6月22日の東京セミナーでは、NTT(9432)についても、大きな逆張りのとらえ方で強気の見方をお伝えしました。そのNTTの株価も6月18日の最安値144円から27日まで8日連続陽線で上げてきており、これは今年1月に192円90銭で天井打ちして以降で初めての形です。NTT株も弱気一色の中で読み通り底打ちしたと見ています。

 グロース250指数が最安値をつけた2日後にドンピシャで強気を打ち出し、NTT株も見事に底打ちの場面をとらえました。前回書いたように伊勢化学の天井打ちの局面でも早見はズバリと高値レベルで利益確定していただきました。相場というのは天井打ちの時も底打ちの時も、転換点では必ず多数意見は外れて裏目に出ます。そのことを常に忘れないようにしましょう。

は今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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