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「崩れる」2025年がスタート2025.01.10

 早見は昨年12月の東京セミナーで、2025年のキーワードは、「崩れる」ということだとお話ししました。もちろんその崩れは色々なところに現れます。たとえば一昨年12月のセミナーで発表した2024年のキーワードは「大きく揺れる」でしたが、昨年は元旦からいきなり能登半島地震に見舞われ、まさしく大揺れの年明けになりました。

 結局日経平均は昨年7月の史上最高値を半年抜けずにここまで来ていますが、12月のセミナーで話した通り、私は気を引き締めて2025年相場に取り組むべきだと考えています。仮に今年史上最高値を更新したとしても、けっして油断すべきではない年です。

 今年は九星気学では二黒土星(じこくどせい)ですが、さかのぼると前回2016年の二黒土星は、日経平均が前年末の大納会終値から16年2月の安値まで約22%急落しました。前々回2007年は、日米をはじめ世界の株価が揃って天井打ちして、翌年のリーマンショックの大暴落につながっていきました。1989年は日本株がバブル相場の大天井を打ちました。1971年はニクソンショックの暴落、1953年はスターリンショックの大暴落が起きた年です。

 また今年は干支では巳年ですが、巳年と二黒土星が重なったところだけを見ると、前回1989年はバブル相場の大天井、前々回は1953年のスターリンショック大暴落。その前は戦前の1917年で、ロシア革命で帝政ロシアが倒れた年です。1900年以降3回とも株価あるいは政治体制が大きく崩れる歴史的なことが起きました。

 今年は「崩れる」がキーワードであり、日米ともに株価はいつ崩れてもおかしくないという常在戦場の意識を常に持って、昨年以上に一段と気を引き締めて見ていかなければならないと考えています。くどいようですが、「崩れる」というのは、けっして株価など相場だけに限定した話ではありません。政治も含めてその他色々なところにそれが表れるということです。
 
 今年も早見の週刊レポートだけでなく、会員以外でもどなたでも利用できる有料情報や、毎月の東京でのセミナーなどを利用して、早見の読み、分析、そして具体的な推奨銘柄などを知り、ぜひ活用して荒波を乗り切るようにしてください。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋・一部修正したものになります。

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