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米株指数の悪い形変わらず2026.03.20

 以前からセミナーなどで指摘してきたように、米株はナスダック指数が最もチャートが悪い形になっていましたが、月足チャートでは2月末に3ヵ月線と6ヵ月線がデッドクロスしていました。これは昨年4月の暴落で大底を打って以降で初めてです。前回は昨年3月末の1万7299ポイントでデッドクロスして、そこから4月の底値1万4784ポイントまで14.6%も下げる暴落になりました。

 もちろんデッドクロスしたからと言って必ず暴落になるというわけではありませんが、2022年2月末に1万3751ポイントでデッドクロスした時は2022年10月の最安値1万88ポイントまで26.6%下げました。直近ではナスダック指数は日足チャートでも13日に終値で200日線を割り込みました。これも前回は昨年3月上旬に200日線を割り込み、そこから4月にかけての暴落に突入していきました。今月はSP500指数の月足チャートでも3ヵ月線と6ヵ月線がデッドクロスしてきました。したがって米株はこうしたチャート的な悪い形が解消されないとすっきりしません。

 日本株も今月はTOPIXの月足チャートが11ヵ月ぶりに陰線に転じています。このまま盛り返せずに月足陰線で確定するかどうか要注目であることを再三指摘しています。

 日経平均は2月26日のザラ場での史上最高値5万9332円から3月9日の安値5万1407円まで、あっと言う間に7925円もの下げとなりました。これで100日線を割り込み、今週は10日線と50日線もデッドクロスしています。

 前回書いたように日経平均の週足チャートでは、先週26週線のところまで突っこんで下げ止まり、極めて長い下ヒゲを引いています。そこからの切り返しで日経平均は2月の最高値からの下げ幅の半値戻りをあっさり達成しました。しかし今週は日経平均とTOPIXの週足チャートではMACDがデッドクロスしています。

 イランでの戦争はホルムズ海峡の封鎖に発展して、原油だけでなく色々な化学製品の原料の供給にもストップがかかる事態になってきました。日本政府もついに原油備蓄の放出に踏み切りましたが、このまま戦争が終わらないと5月以降は本格的に様々な製品の生産、供給に影響が出てきます。

 またこれもセミナーや当コーナーで指摘したようにイランでの戦争だけでなく欧米のプライベートローンの問題に解決が見えず、どこで爆弾が破裂するか分からない無気味さが漂っています。今週は米FOMCで年内の利下げ期待が大きく後退して、これも株価にマイナス要因です。引き続き注意が怠れません。

※当レポートは今週木曜発行の会員向けレポートから抜粋したものになります。

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