このところ金融緩和の副作用に配慮する観点から、金融政策の見直しを本格的に検討するという内容の報道が出てきており、これを受けて大手銀行株や第一生命等金融セクターから買い戻しの動きが活発化してきている。
早見の週刊レポート会員が持続していたみずほフィナンシャルグループ(8411)も6月22日と7月5日に184円前後で二点底の形を作って、今週は197円台まで値上がりしてきた。5月24日以来2ヵ月ぶりの水準を回復し、一目均衡表の雲の上にも抜け出している。今週は週足のMACDもゴールデンクロスのところにきており、13週線も上回ってきたので更なる戻りが期待される。
チャート的には1月の最高値と5月の戻り高値を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを今週上に突破しており、日銀の金融政策を横目でにらみながらどこまで値戻しが進むか注目したい。
■みずほフィナンシャルグループ(8411) 週足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。