新型コロナウイルスの感染拡大で、日本国内でも外出を控える動きが広がっており、電車やホテル、飲食店その他街中ががらんとした状況になっている。自宅で用事を済ませる「巣ごもり」が長引きそうな気配で、全国的に経済活動が急速に落ち込んでいる。
一方でメリットを受けるところもある。食事の宅配もその一つだが、その他にも買い物をECで済ませる動きが広がり、それに伴って配達業者が活況を呈すると思われる。
その代表が東証1部の丸和運輸機関(9090)だ。この会社は小売業に特化して物流を一括請負しているが、ECやドラッグストア関係の配送業務が好調だ。
アマゾン向けではジャスダックの遠州トラック(9057)もある。ドラッグストア向けの配送では、同じく東証1部のセンコー(9069)などもある。
原油相場の値下がりで燃料コストの低下も期待できるので、こうした新型コロナウイルス関連で逆にメリットを受ける陸送会社株にも要注目だ。
※チャート 丸和運輸機関(9090)週足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。