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中国関連株を見直す2020.07.17

 中国の上海総合指数がこのところ強い値上がりを見せている。特に7月に入ってからの上昇は顕著で、6月末の終値2,984から7月13日には3,458の高値をつけて、半月経たないうちに15.8%の上昇率になった。

 この結果上海総合指数の月足チャートを見ると、2018年1月の高値3,587と昨年4月の高値3,288を結んだ右下がりの上値抵抗ラインを突破して、大きな三角もちあい上放れの形となった。また月足の一目均衡表でも今月は遅行線と月末線がゴールデンクロスしてきている。チャート的にこのように強い形になったのは2015年に大天井をつけて以来無かったことだ。

 新型コロナウイルスの発生地であった中国の株価がこのように強い形になっているのは中国経済の立ち直りが背景にあるのは言うまでもない。

 先日発表された安川電機(6506)の第1四半期(3-5月)決算でも、会社側からは売り上げの2割を占める中国からの受注が急回復していることが明らかにされた。代表的な中国関連である建設機械でも日立建機(6305)の株価が6月の戻り高値を抜いて、1月の今年の最高値に接近してきた。
現在記録的な大洪水に見舞われている中国だが、三峡ダムの決壊懸念も取りざたされている。しかし株価はこのように強い変化を見せており、建設機械などはむしろ復興需要の思惑も出てくるかもしれない。チャート的には日立建機の強さが目立つ。

※日立建機(6305)月足

※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。

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